亡命の中国人外交官:この四年間は悪夢だった

2005年06月07日 21時15分
 【大紀元日本6月7日】オーストラリア政府に亡命申請した、駐シドニー中国領事館の元一等参事官・陳用林氏は、亡命申請書の中で、在任した四年の間、「邪悪なやり方」で法輪功学習者への迫害に加担したことに罪悪を感じて、「四年間は悪夢だった。白髪も一杯出た」と書かれた。「中国に帰れば、かつて法輪功問題に関わった経験があることを理由にされ、引き続き法輪功問題を担当することになるだろう。それなら、死んだほうがましだ」と辛い胸中を吐露した。

 5月25日付の亡命申請書の中で、陳氏は「在任中、主に法輪功問題、民主運動、台湾独立問題、チベット問題、東トルコ問題などを担当していた。中でも最も主要な職務は海外にいる法輪功学習者を迫害するという中共の命令を執行することであった」「この仕事は自分の良心と本心を裏切った。中国で、多くの地方政府は法輪功学習者を強制労働教養所、刑務所、洗脳班に入れ、多くの人が監禁中死亡した」と述べた。

 陳氏は、亡命申請書の中で「外交官として中国の外務省で十四年間勤務したので機密文書に接触することができる。中国政府を離れた際、中国政府の厳しい処罰から免れることができない」と亡命の理由を切々と述べた。

 この亡命申請書は、5月26日に陳氏によりオーストラリア移民局に提出された。

 陳氏の6月6日の発言によると、亡命申請は提出して24時間たらずの時間で、却下され、オーストラリア政府に中国領事館に戻るよう勧めたという。さらに、オーストラリア政府は彼の上司に彼が亡命を図っていることを連絡した。また、この行為が「重大な結果を招くことになる」とオーストラリア政府は彼に警告したという。

(東京=月川 真理)

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