法輪功の修煉は免疫系統を改善

2005年03月24日 10時43分
【大紀元3月18日付】(大紀元記者方洪)米国の研究者が先月発表した研究結果により、法輪功の修煉が分子レベルで遺伝子の調節作用を発現させることが判明した。

■遺伝子活性発現の調節

科学者はDNA配列 (Microarray) とRNA保護などの技術を利用して好中球(多核白血球の一種)の遺伝子の発現状況について、法輪功を一年以上修煉している人と、修煉をしていない健康な人との違いを比較研究した。検査した12000個の遺伝子のうち、250個の遺伝子活性発現が法輪功修煉者のグループにおいて変化が現れ、遺伝子の活性の発現が増加したものや、減少したものがあった。活性発現に変化が現れた遺伝子は免疫や細胞アポトーシス(細胞自滅)、蛋白質分解などと関係がある。

蛋白質分解は細胞の重要な生理過程であり、不健康な、あるいは不要な蛋白質分子を除去する働きがある。研究者の紹介によると、癌患者やそのほかの炎症を起こしている患者の細胞の中でこの過程がはっきりと増強されており、それに関連して遺伝子の活性も増加しているという内容の報道がすでにあるという。最近の新研究では、上述のグループ間で比較すると、法輪功修煉者の細胞の中で蛋白質分解に関与するユビキチン(ubiquitin)系の遺伝子の活性が、軒並み数倍から十数倍の割合で低下している。これは細胞の中で取り除かれなければならない変異した蛋白質が比較的少ないことを意味する。それと同時に、蛋白質の合成に携わるリボ核酸(RNA)の活動も低下しており、蛋白質の代謝が全体的に減少に向かっていることをあらわしている。

研究ではさらに、有機体が緊張と圧力によって作り出す反応の遺伝子の発現も低下していることが発見された。これはグループの調査で得られた結果と符合している。たくさんの人が煉功をした後、心がすっきりとし、圧力や苦悩が減少したといっている。研究者は煉功が人の心身をさらに軽くすることができるからであると認識している。

■免疫力の増加

驚くべきことに、研究結果は代謝の低下が即細胞の機能の低下を意味することではないということを示している。事実、法輪功修煉者の細胞中にある系列と免疫力に関係がある遺伝子の活性が平均的に向上している。たとえばインターフェロン-γ(IFN-γ)と、関連する遺伝子の発現は、煉功をしない人のグループと対比すると、大きく向上している。同時に、好中球細胞による細菌試験において、法輪功修煉者の細胞が細菌を取り込み殺す能力の効率も顕著な向上が見られる。

■双方向の調節機能

最も研究者を驚かせ、興奮させたのは法輪功修煉者の細胞があらわした免疫の双方向への調節機能である。免疫系統は諸刃の剣で、病原体を殺し有機体を守ることができるが、強すぎると過度の炎症反応を起こし、自分自身で傷害を作り出してしまう。報告によれば、2003年のSARS大流行の時に死亡した患者の大多数は自らの免疫力がもたらした肺への損傷によるものであるという。新しい研究成果では、法輪功修煉者の好中球細胞が炎症を刺激していない時期において生存する時間が、煉功していいない人の細胞と比べて長くなっており(図解を参照)、さらに細菌を取り込む能力も強くなっていて、身体を保護するのに有利になっている。逆に炎症因子があるときには、かえって急速に消滅し始め、炎症の発生を抑えている。この自ら双方向に調整する機能は過去の他の研究では見られなかったものである。

研究者は最後に、この研究は始まったばかりであり、さらに多くのグループに対して系統立ててさらに深い分析が行われることを期待していると言った。精神と身体の健康に関わる研究を西洋社会が日増しに重視していくに従って、更に多くの関連する研究成果が大衆に開放され、新たな医学の最前線を開拓すると信じている。この研究は代替医学雑誌の最新号(2月号)に発表される。この雑誌は同じ研究領域を持つ専門家が査読する、代替医学の領域における権威ある雑誌である。

(図の解説:外周の血液から分離した好中球細胞を対外で16時間培養した後の結果。細胞を染色した後、顕微鏡で観察した。健康な好中球細胞は青の矢印で、死亡細胞は黒の矢印で、また赤血球は赤の矢印で示している。左の図(FLG)は法輪功を修煉する人の細胞で全て生きているが、右の図の健康な人の細胞ではおおむね死亡してしまっているのが分かる。)

参考:Li QZ, Li P, Garcia GE, Johnson RJ, Feng L. (2005) Genomic profiling of neutrophil trans in asian qigong practitioners: a pilot study in gene regulation by mind-body interaction. J Altern Complement Med. 2005 Feb;11(1):29-39.
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