論評:大紀元設立と新唐人テレビ局(NTDTV)を守る私たちの義務

2005年04月22日 11時39分
(Goh Chai Hin/AFP/Getty Images)

【日本大紀元4月22日】中国にいた時、私は一流大学である中国科学院で博士課程を修める学生でした。しかし、私は博士号を獲得し、快適な人生を送る道を失うような危険を冒してでも、大紀元のために働こうと思いました。この新聞社は、他の中国語新聞とは違います。中国国内の生活状況や、中国共産党による犯罪などの真実を伝えることを恐れていないのです。危険を冒してでも真実を伝えようとする人は私だけではありませんでした。私は大紀元を他の友人達にも伝え、後に彼らも大紀元で働くようになりました。私たちが大紀元設立当時の最初のスタッフなのです。

共産党の指導層たちは皆大紀元を憎んでいました。しかし、中国の民衆は党が押し付けてきた嘘、偽善から解放されるために、この新聞に注目するようになりました。

2001年3月、私と私の同級生は拉致され、不法に拘束されました。私には秘密裏に3年の懲役刑が下されました。その後、私の他に30人の学生が同じく秘密裏に拘束されたことを知りました。彼らのうちほとんどは、一流大学の卒業生でした。その中には、10年の懲役、又はそれ以上の懲役刑を下された学生もいたのです。

私は北京の拘留所で拘束され、その間、警察は私に自白を強要してきました。尋問は連続40日間も続きました。通常、尋問は夜の9時頃に始まり、翌日の午前2時、または明け方4時前後まで続きます。そしてしばしば、すぐに次の尋問に応じなければなりません。警察は、私に彼らがいつでも尋問できるのだということを見せ付けたいようでした。彼らは私たちを打ち砕きたいのです。私たちはほとんど眠ることを許されず、一日中、ずっと立ったまま、もしくは座ったままの姿勢でいることを強要されました。神経はボロボロとなり、私たちは皆気が狂いそうでした。私の友人のBaozhong Jinは科学の修士号を取得した学生でしたが、拘束されている間に発狂してしまいました。

尋問の間、警察は次のように私を脅迫しました。「ここから生きて出られると思っているのか?10の中国科学院、10の大学が一体何なのだ? 中国共産党は2千万人の人々の命を犠牲にしてできたのだ。100人前後の科学者を殺したところで、たいしたことはない。俺達は江沢民(当時の最高指導者は江沢民であった)と共産党に対してただ義務を果たしているだけさ。彼らの顔を潰さないようにすることが俺達にとって重要なんだ。」

私は死刑囚たちと一緒に監禁されました。監房は不潔で薄暗く、酢鎮めの部屋で、平均して一人あたり1平米くらいのスペースしかありません。食事、睡眠、排泄は全てこの中で済ませなければなりません。病気も流行りました。うだるような暑さの中で、私たちは酸素を失った魚のようでした。このような過酷な監獄の環境の上に、私は警察や囚人たちからの脅迫、肉体的な懲罰、侮辱に耐えなければなりませんでした。私は何度、死んだ方がましだと思った事でしょう。

新唐人テレビ衛星放送契約のキャンセル

本日、私は新唐人テレビ(NTDTV)とユーテルサット社との衛星放送契約がキャンセルされたことについてお話したいと思います。中国共産党は、新唐人テレビが中国で放送されないよう、あらゆる手を尽くしてきました。それは、大紀元を抑圧してきたことと同じ理由からです。党は、自由や、真実を語る精神などが存在するメディアを恐れるのです。共産党は西洋社会の会社、ユーテルサットに対して自由を信奉することを拒否するよう求めました。共産党は過去においても他の会社に同じことをし、そしてこれからも他の会社に同じことを要求するでしょう。共産党が圧政を維持していくためには、このようにして中国の民衆が真実を知ることができないようにするしかないのです。

一部の人々、団体や政府の中には中国での人権問題は改善に向かっていると考え、中国の政府に妥協する向きもでてきました。しかし、中国政府に妥協するということはすなわち、それが中国の民衆の血で代償が払われているということです。

もし中国共産党を支援し、それに伴う結果が明白となれば、あなたはあなたがやったことに対して、一生後悔するでしょう。

本日この場でスピーチをさせていただくお話を頂いた時に、私は主に中国での出来事を話そうと考えていました。しかし、私はアメリカに着いたばかりの身の上ですが、それでもこの西洋社会に対して価値のある意見を提供できると気付きました。アメリカに来たばかりなので、却っていろいろな事が発見できるのかもしれません。

アメリカの土を踏んだその瞬間から、私は周りの人が私を一人の人間として気遣ってくれるのを感じました。この国の、フレンドリーで自由な空気を感じました。 西洋の人々は、これがどんなに幸せで貴重なことなのか、わからないかもしれません。

ユーテルサットの、新唐人テレビとの契約更新拒否は道徳的ではなく、違法の可能性があります。それに抗議することは、中国の民衆が貴重な真実の情報を得るための手段を守るだけではありません。私たちは、西洋社会が誇る自由なメディア、恐れや誘惑に妥協しない公正な報道に対する精神を守ることになるのです。私たちは、実は自分たちを守っているのです。

大紀元にいた私の友人たちの中には、いまだに刑務所にいる人たちがいます。過去の経験を思い出すのは非常につらい事ですが、私は今日、自由を尊ぶ皆さんの支援を得るために立ち上がりました。自分達のために何を言う事も許されない人々のために、私は声を上げます。大紀元に入り、そして私は中国の真実を伝え、状況を改善することができるのです。今、私は自由を得たのですから、最初に始めたことをまた続けていきたいと思っています。言論の自由を守らなければ、私が受けた苦しみは全て無駄になるのではないのでしょうか?

皆さんも一緒に参加して下さい。無実の罪で拘束されている大紀元のジャーナリストたちを釈放するため、一緒に請願しましょう。自由を守ることは、西洋社会に住む人々や政府にとって、自分達を守ることなのです。一緒に叫びましょう、私たちは大紀元を支援し、新唐人を擁護し、圧政には自由で、嘘には真実で戦います。

有難うございました。

4月12日火曜日、ニューヨーク市記者クラブで行われた大紀元フォーラム、“ユーテルサット社が新唐人テレビ局との契約を解除したことを考える”においてのスピーチより
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