トランプ氏、米中合意へ「最後の苦しみ」 香港問題でクギも

2019/11/27
更新: 2019/11/27

[ワシントン 26日 ロイター] – トランプ米大統領は26日、米中は貿易交渉の妥結に向け「最後の苦しみ」を味わっていると述べた。また、米国は香港の民主化デモを支持するとともに、香港の民主化を望んでいると強調した。

24日の香港区議会選挙で民主派が圧勝したことを受け、香港市民にメッセージはあるかとの質問にトランプ氏は「米国は彼らとともにいる。習近平国家主席との関係は非常に良好だ。われわれはとても重要な取引(ディール)に向け最後の苦しみを味わっている」と指摘。その上で「取引は非常にうまく行くだろう。でも、香港問題もうまく行ってほしい」と語った。

さらに、「そうなると思う。習主席ならできる。彼がそれを実現したがっていると知っている」とも述べた。

米上下両院で先週可決され、署名のためにトランプ氏に送付された香港人権・民主主義法案については触れなかった。

この法案を巡っては、中国外務省が25日、米国のテリー・ブランスタッド駐中国大使を呼んで内政干渉だと抗議した。

また、ポンペオ国務長官は会見で、トランプ氏が法案に署名するのかという問いに直接回答を控え、「米国は引き続き香港における民主的な価値や基本的人権を支持する」と述べた。

Reuters
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