4百万人が脱党すれば、中共は急速な崩壊へ

2005年06月17日 19時42分
 【大紀元日本6月17日】「中国共産党九評(中国共産党を評する九つの論評)」が出版されてから、党を脱退する声明文が大量に発表され、その数は2百万人を超えた。その“脱党ブーム”は既に前から不安定で、内部矛盾を抱えていた共産党に対して大きな衝撃を与えたといえる。もしこの脱党ブームが4百万人に達すれば、明らかに中国共産党の存在は危うくなるであろう。

 冷戦時代の旧ソビエトがかつてそうであったように、家族の安全や自分の出世を考えて躊躇してはいるが、実際には脱党を希望している人の数を含めると、上記の脱党者数は10倍に達することが予想される。中国共産党員数が現在8千万人以下であるということを考えると、もし脱党者の数が4百万人を超えれば、内部の不満分子が大半であるということを示し、それは組織内の矛盾と弱体化のために急速に崩壊する危険性を孕んでいる。

 先日2人の中国人が共産党公安局から離脱し、オーストラリアで亡命申請する事件があったが、これは中国共産党が既に見せ掛けだけの“張子の虎”になりつつあることを物語っているだろう。旧ソビエトでも、公安からの離脱や幹部たちの政府に対する不満などが同じように崩壊への兆候として見られていた。共産党員の中でも、特に反革命分子を監視する役目を担ってきた者たちが一番、この政府を心から支持する国民がとても少ないということをよく分かっているのである。

 崩壊前の旧ソビエトの時と同じく、中共の“特権層”の人たちは、西洋社会のビジネスマンたちが最終的には助け舟を出すから、共産中国の崩壊などはあり得ないと思っている。ロシアの偉大な作家、アレクサンドル・ソルジェニーツェンが言ったように、確かにロシアでは共産党が「民衆の首を絞めるためのロープを売る者たちがいた」。しかし、実際にそのような海外のビジネスマンたちは旧ソビエトを救ってくれただろうか?「共産中国に中国の民衆の首を絞めるためのロープを売る者たち」は、沈んでいく共産中国から自分達だけ足早に逃げていくであろう。かつて共産ロシアがそうであったように。

 人民解放軍の専門家たちは、共産主義である限り、中国はアメリカやロシア連邦のような世界の覇者にはなれないことをよく知っている。中国政府の軍部は、膨大な中国人民を押さえつけるための単なる道具に過ぎない。解放軍は、現在の高圧的な政権から離脱し、将来の民主的な政府のために働けば、世界から賞賛を得ることが出来るのに、なぜそうしないのか?現在のように時代遅れの軍事主義者だの、強盗団だなどと罵られなくてもすむのではないだろうか?

 中国は、様々な分野で活躍できる、洗練された頭脳と技術を持ったたくさんの人材に恵まれている。歴史的に中国はそのような優秀な人たちが政治を司ったものだったが、今では最も原始的、時代遅れ、無知のもとで洗脳された人たちがトップでのさばっているのである。

 しかし、中国の祖先たちが残してきた智慧、道徳は今も中国人たちの魂の中に脈々と流れているはずだ。中国共産党が国民の愛国心を利用するために「仮想敵国」を作り上げたとしても、それは真に中国を脅かすものではない。中国の国家自体を揺るがすのは、野蛮な共産主義と、非人間的、非中国的なイデオロギーなのである。

 冷戦時代、西側諸国が旧ソビエトを打ち負かしたわけではない。ロシアの国民が自分たちで自らの解放を勝ち取ったのである。同様に、西側諸国が中国の国民を共産主義から解放するのではない。中国人自らが自由を選択するのである。共産党はそう遠くない未来に、終焉を迎えるだろう。しかし、中国人たちはまた、悠久の歴史に育まれた智慧を持って、再び立ち上がる。それは早ければ早いほどよいだろう。

(Jon Speller氏は、元East Europe Magazineの編集者である)

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