国共会談が台湾で論争を引き起こし、中共は再び統一戦線を展開

2005年04月03日 13時44分
【大紀元4月1日】(大紀元記者金煥による総合報道)国民党江丙坤副主席一行の訪中は、台湾政府内で政党の大論争が引き起こされた。北京で行われた中共中央台湾政策事務所の陳雲林主任と江丙坤副主席の会談は、国民党当局が1949年に中国大陸を失ってから、56年ぶりとなる高層指導者の公式対話である。そのためこれまでに二回行われた「国共合作」が再び話題となった。

中共は台湾の政党紛争を機に、台湾に対して統一戦線を展開することで、反国家分裂法のため、国際社会で孤立された局面から抜け出すことに踏み出す姿勢だ、と世論は指摘している。また、台湾は政党利益の紛争を放棄し、崩壊の危機に直面している中共の恐怖の本質を見抜き、中華民族の将来及び中国の長き平和のため、中共を徹底的に見放すべきだ、と世論に呼びかけている。

30日の会談で達成された十箇条の協定の後に、注目されるのは国共両党の指導者の会談であろう。

しかしながら、江丙坤副主席一行の訪中は「国共会談」ではなく、「在野国民党党員による両国の関係改善訪問だ」「すでに反国家分裂法を具体的に実施した中共の仮象に目を奪われずに、台湾の長き将来の平和および発展のため、必ず中共が反国家分裂法を実施することを阻止しなければならない」との声も大きい。

中共が反国家分裂法を制定したことで、国際世論の批判を浴びる中、3月26日、数十万の台湾市民が未曾有の大規模なデモ行進を通して、中共に反対した。中国国内でも、『共産党九評』が流布されたためにもたらされた民衆の自発的な脱党運動、そして社会問題の激化につれて、中共は崩壊に瀕する局面に立たされた。
 
窮地に陥った中共の「保先運動」の強行および依然として続く高圧政策を背景とする中、台湾に対する新たな統一戦線を通して、国内の諸問題を緩和しようとするその一貫したやり口は、これまでとは変わらなかった。
 
56年ぶりの国共高層の公式対話が、過去の二回にわたる“合作”を再び想起させる。“国共合作”がもたらしたのは、第一回合作破裂後の十年内戦、および抗日勝利後の四年内戦だ。“合作”の結果として、中共は1949年に中国大陸を占領し、国民党は台湾に退いた後の、この離散させられた民族の悲劇だ。

前国民党総裁の蒋介石は1969年のインタビューを受ける際に、「私たちは世界の中でも、国共合作のためにもっとも痛ましい歴史を経験した国だ」「中共はその国家および人民のために存在する日は来ない」と憤慨した。

どうやら、いわゆる両党の“合作”は、実際存在しないようだ。

国民党が「国共談話」を推進することに対し、陳水扁総統は「政党の利益のため、国家を犠牲にすることはできるのか?中国との最も大きな差異は政治の分離ではなく、それは制度の差異、民主と非民主の差異、平和と非平和の差異だ。台湾がこの分離する局面のままでは、反国家分裂法が実施される前に分裂する最大の危機に直面している」と批判した。

中共は圧力を移転するため、許文龍氏の声明の公開、および中国訪問への同意をパレードの二日後に設定した。このことからも分かるように、すべては中共が反国家分裂法の泥沼から抜け出すための策略だ。台湾はその計にはまってはいけない、と台湾政府の高層は強調した。

共産党の一貫したやり口とは、精神において他国を自分に同調させ、その政権の統治を続けることだ。そのため中共に汚染されているのは台湾、米国だけでなく、それは全人類の文明と道徳だ。全人類が中共との同調から離脱する日こそが、中共の末日だ。

政党利益の紛争を放棄し、崩壊の危機に瀕する中共の恐怖の本質を見抜き、中華民族の未来および中国の長き平和のため、中共を徹底的に否定すべきだ。
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