十万人超が中国共産党を脱退

2005年03月05日 20時45分
【大紀元3月3日】(大紀元記者張文・報道)最近、大紀元の共産党脱退サイトで共産党や党組織、諸団体からの脱退宣言をする人が激増している。現在までの集計で、十万人を超える中国内外の中国共産党員が党とその関連組織(共産主義青年団や少年先鋒隊)からの脱退を宣言している。中国共産党はこの脱退ブームを引き起こした書籍「共産党についての九つの論評(『九評』)」が中国に流入するのを全力で阻止する一方、神経を尖らせて「保先」(「保持共産党員先進性教育活動」の略で、共産党員に「先進性」を維持させるための教育活動)粛正を強化し、世論を形成しようとしている。オブザーバーの中には「『九評』によって中国共産党は自分自身を敵に回して戦うはめに陥っており、その解決策はまだない」と指摘する者もいる。

十万人超が中国共産党や党組織からの脱退を宣言

最近、大紀元の共産党脱退サイトで共産党や党組織、諸団体からの脱退宣言をする人が毎日激増している。数日前から脱退宣言をする人は毎日五千名から六千名の速度で増え続け、最近は毎点xun_齧恊lあまりとなっている。共産党を脱退した人はすでに十万人を超え、その勢いはさらに増している。

「両会」(「全国人民代表大会」と「中国人民政治協商会議」の二つの会議を指す。)開催前の2月28日、中国核工業所属軍需工場の46名の在籍年数30~50年の中国共産党高級幹部が慎重に大紀元のオブザーバーに委託して共産党脱退を宣言した。軍需工場の党幹部たちはこの宣言を以て、「両会」および共産党中央への特別な敬礼とした。

直接この大規模な共産党脱退ブームを引き起こした大紀元社説シリーズ「共産党についての九つの論評」(「九評」)は、世間では「世界中の華人を震撼させた、共産党を解体しつつある本」という評判である。この本は中国共産党の百年近くにわたって行ってきた罪悪を理論的に粛正するもので、目下のところ11種類の言語に翻訳されて世界各地と中国の各階層に迅速に伝わっている。

共産党脱退ブームと「九評」の巨大な圧力を緩和するため、中国共産党は1月から党内で「保先整風運動」(整風運動:党員の思想を改造する運動)が実施され、行政機構を超越した「保先特別行動チーム」を緊急に成立させ、「保先」作戦を実のあるものにしようとしている。歴史的にも、中国共産党は重大な危機に直面した場合いつも特別行動チームを発足し、危機を回避してきた。特別行動チームは行政政策の推進と執行の監督をその任務とし、その権力は憲法、国務院などの国家機構を超越し、軍隊を動員したり、国家財政を操ったりすることができる。「中央文革小組」や「610オフィス」(法輪功を鎮圧するための組織)は、かつて中国共産党が編成した「小組」のうち、比較的名前が知れ渡っているものである。

目下の所、58の中央特別監督指導チームが相次いで全国に展開している。各地で人を引きずり込んで入党させ、集中的に党員に対して党是や党の歴史を学ばせたり、再度共産党へ宣誓させたりしている。しかし今のところ共産党脱退ブームは収まりそうもない。

「保先」で「九評」を隠蔽する

情報提供者によると、中国共産党高級幹部内に伝達された党思想の「保先」粛清の意図は、「九評」と党脱退ブームに対抗し、中国共産党を救い、権力を維持し続けることにある。

「九評」の出現に対して、中国共産党は表面的には沈黙を保っている。国内のメディアや社会において中国共産党は「保先」や社会の安定などという虚言をずっと言い続けているが、この活動の意図は包み隠されている。中国共産党はおおっぴらに「九評」を批判することによって「九評」の知名度が上がり、さらに多くの人々が中国共産党の真相をはっきりと知り、その結果さらに大規模な党脱退ブームに発展することを恐れている。

党思想の粛正は全て「九評」に端緒を発しているといううわさが人々の間で伝わっており、皆は早く「九評」の原著を読みたいと願っている。「九評」は民間でも党内でも禁止されているにもかかわらず食い止められておらず、ますます迅速に人々の間に伝わっている。たくさんの人が海外旅行者に「九評」を持ち帰ってもらったり、自分に代わって党脱退を宣言するよう、海外の家族や知人に依頼したりしている。

中国共産党は最近強力な手段でインターネットを封鎖し、「九評」が中国へ流入するのを防いでいる。中国国内のメディアは「九評」について一切言及していない。政府系メディアのサイトでは「保先」活動を展開しているという文章で覆いつくされている。新華社サイトの報道によると、「求是」という党機関誌は四十以上に及ぶ関連文章を発表し、「保先」の世論形成をしているという。

中国共産党の党粛正の相変わらずなやり方は「共産党の文書が出て、二大新聞社の社論が掲載され、指導者から通達があり、学習と討論を行い、比較対照と反省を行い、先進性を評価し、表彰で締めくくり、全勝を獲得する。」と風刺されている。「共産党はすでに不治の病に冒され、もう衰えた力を盛り返すことができない。古いことを繰り返しても効果は得にくく、自らを欺き、人をも騙す。」とこっそり言っている共産党員も少なくない。

自分との闘争の状態

中国共産党は闘争哲学を崇拝していると、「九評」は述べている。この本性が党の存在を支えているから、共産党は絶えず闘争の相手として「党に属さない」人々を作りださなければならず、これらの「党外の人」を否定することによって、党内部の団結力を生み出し、党を存在させ続けるのである。必要であれば党や国の概念を混同することも辞さず、愛国心を扇動し、闘争するために口実を探すこともいとわない。「三反」(五十年代初頭における党、政、軍に対する粛清運動)、「五反」(五十年代初頭商工業界に対する粛清運動)、「文革」などの歴代の闘争が中国共産党を形成してきたと言うならば、「六四」(自由化を求める学生等を殺害した天安門事件)や法輪功弾圧などは、中国共産党が闘争という手法を使って危機を乗り越えて一息ついたに過ぎない。

 オブザーバーは「九評」の出現は奇妙だと指摘する。「九評」は中国共産党の罪悪を暴露しており、その内容は中国共産党自身に及ぶ。このことで中国共産党は自分自身と戦うという奇妙な循環に陥っている。そして中国共産党はこれについて解決策を見出していないようである。

 在野の学者である五柳氏は、もしも中国共産党の指導者が天意や民心に適うようにするなら、即刻共産党を解散し、新党を結成して政治を行うこと、これこそが智に長けた行動であると進言する。
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