カナダ議会、外国投資法を改正、中国の投資活動に歯止め

2005/06/28 07:30
 【大紀元日本6月28日】カナダ議会は、外国投資が国家安全の脅威とならないように、外国投資法を改正し、外国投資に対する審査を、厳しくすることを決定した。専門家は、外国投資法の修正は、近年中の、中国による大量投資活動に対する自己防衛策であるとの見解を示した。RFA(ラジオ自由アジア)が伝えた。

 カナダ議会は近々、外国投資法の修正案を議論する予定であり、おもに修正される内容は、連邦政府が、カナダにおける外国資本の投資項目に対する審査権限を拡大することである。改正前は2.5億カナダドル以上の外国投資について、連邦政府による審査許可が必要と定められていたが、改正後は、連邦政府がすべての外国投資に審査決定権を行使することが可能となる。
 
 カナダ産業省は「外国投資法の改正は、国家の安全を守るための措置である、連邦政府は、国家の安全を脅かす危険性がある外国投資を排除することができるようになり、すべての外国投資は、カナダの社会発展と経済建設に有益であることを確認するための決議だ」とコメントを発表した。

 カナダ産業省のある官僚は、昨年中国国営企業である中国五鉱公司が、カナダの業界最大手・ノーランダ社を買収する計画だったが、このことが、カナダの国家安全に関する議論を引き起こしたことを明かした。最近、カナダ政府は、1000人以上の中国スパイが、カナダで活動しているという情報を調査している最中で、このタイミングでの外国投資法の改正は、多くの関心を呼び寄せている。

 カナダ情報局のアジア・太平洋地域を担当していた元高官・タヅヤ(塔组亚)氏は、「1000人以上の中国スパイが、カナダに潜伏し、活動しているという情報に確信を持っている、彼らは、一般情報を収集する人と高度なスパイ訓練を受けたプロを含めて、さまざまな活動に従事している」と暴露した。
  
 同氏は「一部の中国スパイの任務は、カナダ本土にいる中国共産党批判者や法輪功学習者らを監視することである。それ以外に、スパイに与えられた任務は、カナダの工商業界と科学技術業界などの産業情報を盗み取ることであり、おかげで、カナダは、毎年数十億カナダドルの損失を負うこととなった。長期間にわたり、我々の血が吸い取られ続けてきた。しかし、私たちは、このようなスパイ集団に、厳しい刑罰を与えるべきところが、ずっとドアを開け、自由に出入りさせ、市場を開放してきた」と警鐘を鳴らした。

(RFA記者・シホン)

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