中共の圧力で印刷停止の危機

2005年05月14日 10時28分
 【大紀元5月14日】中国共産党の印刷所への圧力と脅しにより、香港大紀元時報が印刷停止の危機に追い込まれた。同紙は引き続き発行できるよう、現地の業者や市民に協力を呼びかける公告を発表した。

香港市民の皆様、
 香港『大紀元時報』は今印刷停止の危機に直面しており、皆様のご支持とご支援を必要としています。香港大紀元社は、現在の印刷所では新聞の印刷ができなくなるため、印刷を請け負ってくださる業者を新たに探さなければならなくなりました。皆様のご協力をお願いいたします。(香港大紀元の連絡先、Hong Kong P.O.Box 98992 Jianshanzhui, Hong Kong.Tel: +852-2519-9881,Fax: +852-2519-9554,Advertisement: +852-9738-8791,Email: edt@epochtimes.com.hk)

 香港『大紀元時報』は、中共独裁政権下の「アジアの真珠」香港にあって、香港市民とともに4年近い歳月を歩み、数々の苦難を乗り越えて参りました。香港政府に代わって北京の全人代が『香港基本法』に対する3度目の解釈を行い、またしても香港の法治が踏みにじられた今日、中国共産党から様々な圧力と脅しを受けている香港社会で、正義を尊ぶ人々が今なお人権と自由を求めているのは喜ばしいことです。ただ、世界でも印刷業が最も盛んな大都市の一つ香港で、現在『大紀元時報』の印刷を請け負ってくれている印刷所が使えなくなり、私たちは歴史の岐路に立たされています。

 中共は、人々が真相を知ることを恐れ、真相を暴こうとする人士や団体を容認することができません。そのため、香港『大紀元時報』も今正に、重大な困難に直面しています。現在、香港『大紀元時報』の印刷を請け負ってくれている印刷所が、中共の硬軟両様の圧力と最近香港社会に普遍的に現れた「自粛」の雰囲気の中で、本年5月14日をもって香港『大紀元時報』の印刷を停止することを決定しました。

 甚だ残念ではありますが、同印刷所がこれまで私たちのために新聞を印刷してくださったことに対し、心より感謝申し上げます。

 中共の香港に対する硬軟両様の圧力の下、『大紀元時報』は、新たな印刷所を探すにあたって大きな困難に直面しています。香港『大紀元時報』の印刷を請け負ってくださるつもりのある業者の方は、香港『大紀元時報』が引き続き正常に発行できるよう、至急香港大紀元社にご連絡くださるようお願いいたします。また、香港市民の皆様には、香港『大紀元時報』の印刷業務を請け負ってくださる印刷所に対し、正義のご支援をお寄せいただくとともに、中共の圧力を恐れず、香港における報道自由の環境を守るためにご協力いただきますよう、切にお願いいたします。

 今、私たちが香港『大紀元時報』の印刷に当たって直面している困難を皆様に広くお伝えするのは、香港社会と国際社会に、香港が現在置かれている環境をよくご理解いただくとともに、中共の内実を暴き、中共にとっての報道のタブー(法輪功問題、台湾問題、民間の人権擁護問題、金融危機等)を突破している新聞が香港において圧力と困難に直面しているということをご理解いただきたいがためです。

 中共は、中国国内では情報封鎖を行い、海外では次々に独自のメディアの立ち上げや買収を行い、あわせて海外のメディアに、法輪功関連のニュースや「九評共産党(共産党に関する九つの論評)」が中国で広く伝えられ大規模な脱党が引き起こされているということに関連したニュースを流さないよう、脅しを行っています。中共は、海外在住の中国人が中国に関する真実の報道を聞くことによって、中共が太平を装ってきたことを見抜かれるのを恐れています。そこで、中国国内で大紀元の記者を逮捕したり、海外にいる大紀元の職員を脅したりといったことを含め、世界中で大紀元を攻撃しています。

 中共は、真相を語ろうとする海外のメディアに圧力をかけたり脅したりする以外に、これらのメディアと協力関係にある財団をも脅したり利益で釣ったりしています。少し前、中共は、アジア(中国大陸を含む)に向けて新唐人テレビ局の番組信号を送っているヨーロッパの衛星会社を脅し、当該会社に膨大な中国業務を提供することによって、新唐人テレビ局との契約延長を断らせました。その結果、新唐人テレビ局というこの独立したメディアは今、衛星信号がすぐにでも中断される危機に直面しています。海外の財団を脅し利益で釣って、真実の情報が中国に流れるのを封鎖しようとする中共の下劣な行為に、今世界中が注目しています。アメリカ、イギリスをはじめ多くの国の政府要人が次々に、中共の海外での下劣な行為を非難しています。

 この4年来、香港『大紀元時報』は、香港市民の皆様のご支持のおかげで、当初週刊であったのが、本年1月3日から日刊に変わり、毎週5日間市民の皆様にご覧いただけるようになりました。しかも、市民の皆様のご愛顧にお答えするため、引き続き無料での配布を続けております。権力を恐れず真実を伝えるという『大紀元時報』の独自の態度は、市民の皆様だれもが認めるところであります。大紀元新聞のウェブサイトは、中国大陸の情報の提供に関して非常に優れているとして、人権組織「中国人権」より高い評価を受けました。

 全世界が中国大陸の動きに注目しており、適時にかつ正確に中国の動向を把握することは極めて重要なことですが、中共の輿論に対する厳しいコントロールによって、中国大陸の真実の情報を得ることは困難を極めています。しかも、中共の魔の手は、中華の大地をしっかりとつかんでいるだけでなく、世界中の中国語メディアにも伸びてきています。

 大部分の中国人が非常に貧しい生活を送っている中、中共は巨額を投じて、香港や台湾資本のメディアを含め多くの海外メディアを買収したり、多くの海外メディアの重要なポストに中共の息のかかった人を送り込んだり、あるいは卑劣な手段で一部のメディアに圧力をかけたりして、国際社会が中国大陸の真実の状況を知って、中国人民に援助の手を差し伸べようとするのを、なんとしても阻止しようとしています。

 大衆メディアは、真実を伝え、正義ある良識を広める社会的責任を負っており、『大紀元時報』はこれまでずっとそれに従ってきました。大紀元新聞グループは、昨年11月18日より、社説「九評共産党」を世界中で同時に連載発表し、中共の邪悪な本質に対してこれまでにない深く詳しい分析を行い、中共が政権奪取前後に中華民族および中華の伝統文化に対して犯した数々な罪業を暴くことによって、中共に最終的な評価を下し、その末日の到来を予告しました。社説発表後に出された「九評―」特集号は、香港だけですでに100万部が印刷され、無料で配布されました。

 「九評―」が広く伝わるにつれ、世界中の人々、特に依然として中共の独裁政権下に暮らす中国大陸の人々の間に、良心を消滅させほしいがままに人を殺そうとする共産党の本性と決別したりそれに対抗しようとする風潮、つまり共産党およびその関連組織からの脱退が現れました。この脱党の波がますます大きくなってきたということは、共産党の真の姿が広く暴かれたことによって、社会全体に歴史をきちんと振り返り、道徳を取り戻そうとする風潮が出てきた現われだと言えます。

 大紀元ウェブサイトで脱党を表明した人は、今年2月の1万人から現在では140万人に急増し、今では毎日2万人余りにのぼっています。そこで、脱党手続きのためのルートをさらに広げるために、大紀元は多くの民間団体と協力して世界の各都市に脱党サービスセンターを設け、ボランティアを募って脱党手続きをサポートしており、現在、人数、スピードともに急速な脱党の波が起こっています。中共との決別は、すでに世界の大勢となったと言えるでしょう。

 香港の人々は、中共の暴政を知らないわけではありません。16年前天安門で起こった「六四」虐殺事件を、私たちはテレビや新聞を通じてよく知っており、決して忘れることはありません。2003年7月1日、50万人の香港の人々がデモ行進を行い、「23条」の悪法制定に反対したのは、中共の暴政下にある中国で唯一自由な天空・香港を守るためでした。強大な民意の圧力の下、その悪法はついに棚上げとされました。しかし、香港をコントロールし、自由を扼殺しようとする中共の魔の手は、別にあきらめたわけではありません。国際社会に香港の真実を伝え、香港の透明度を増そうとしている議員が親共人士に罵られ、事実を述べようとする人々の口が塞がれ、立法会選挙期間中には民主派の候補者が再三にわたって顔に泥を塗られ、さらには、『香港基本法』への解釈が次から次へと北京の全人代によってなされました。これらの事件は、中共の魔の手が香港に絶え間なく伸びてきていることを示しています。中共はこれまで、自ら国際社会に約束した「一国二制度」や「高度な自治」といった原則を尊重したことがありません。

 「23条」の悪法に反対した経験から言えることは、香港の香港たる価値である自由、法治、民主、人権等を守るためには、中共に対して「NO!」と言わなければならないということです。大紀元が香港で発行を続けられるということは、香港の香港たる価値が強い生命力を持っていることの現われであり、真心、善良、寛容といった普遍的な価値観が残虐な強権に屈しないことの現れです。私たちは、『大紀元時報』の印刷を引き受けてくださる印刷所を探しています。中共の卑劣な手段を暴いてこそ、中共の圧力の被害を受ける第二の印刷所が出ることを食い止められるのだと信じています。

 中共の数々の下劣な行為を経験してきた市民の皆様、香港『大紀元時報』は皆様の正義のご支持を必要としています。私たちが大紀元新聞グループを設立した主旨は、言うべきことを言い、強権を恐れず、政権の脅しや財団の利益、経済的圧力に左右されず、歴史に責任を持ち読者の利益を第一に考えるという立場に立って、世界の隅々で起こっている政治、社会、経済状況や人々の喜怒哀楽を伝えるということであり、これが引き続き遂行できるよう、皆様のご協力をお願いいたします。さらに大切なことは、新旧が交替し、正と邪が戦いを交えている、この肝心な歴史的瞬間に、中共の邪悪な本性を徹底的に暴きだすことによって、全ての人、国、民族が未来のために良識ある正しい選択をできるようにしなければなりません。私たちはともに、たゆまぬ努力によって、中共の情報封鎖のバリケードを突き破り、抑圧された13億の中国人民の苦しみと憂いを世界の人々に伝え、恐怖から逃れられそうだという明るい兆しを13億の人々にもたらしてあげようではありませんか。眼前には茨の道が広がっていますが、私たちは、正義はいつまでも続き、良識は永遠に存在すると固く信じています。勇猛果敢に前進し、ともに手を取り合って美しい未来に邁進していこうではありませんか。

 香港『大紀元時報』へのご支援は、皆様自身への支援であり、皆様の次の世代への支援なのです。
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