ブラジル:対中国の貿易制裁を検討

2005年10月12日 07時05分
 【大紀元日本10月12日】10月初頭、北京での貿易会談が失敗に終わったブラジル政府は、ブラジルに輸入される中国製品に対する割り当て額の制限、または関税引き上げなどの貿易制裁を実施する方針を固めた。

 昨年、ブラジル及びラテンアメリカの数カ国が中国に対して、「市場経済地位」を与えた事により、中国製の衣料品、靴類、玩具、タイヤ及び車の部品などが大量に南アメリカ市場に輸入された。以来、それらの安価な製品が地元の同業者を脅かしている。

 自国の産業を保護するため、アルゼンチン、コロンビア及びメキシコなどのラテンアメリカの国々は、すでに中国に対して輸入額の割り当て政策を実施した。

 ブラジル対外国貿易兼商工発展部ルイズ・フェルナンド・ファーラン部長は7日に北京より帰国。ファーラン部長は記者に対し、今回の会談の目的は中国政府によるブラジルへの輸出量の限度額を設定するように求めたものだったが、合意に達することができなかったと話した。ブラジル対外国貿易委員会はすでに、対中国の貿易制裁議案を通過させ、ルラ・ブラジル大統領もこれに賛同した。ブラジル外務大臣は、中国に「市場経済地位」を与えても、予期していたほどのブラジル経済の活性化に繋がらなかったとコメントした。

 ファーラン部長は、今回の会談では細部において、双方に異なる見解があったとし、ブラジル政府は引き続き中国側と協議することを示した。

(記者・亜夏)


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