リレー断食展開、中国人権派弁護士の抗議活動に世界が支援

2006年02月06日 07時22分
 【大紀元日本2月6日】中共政権から圧制を受けた人の代弁者として民衆から支持を受けている高智晟人権派弁護士は、土地を強制収用された広東省大石村住民の郭飛熊代理人弁護士が警察当局に暴行されたことを受け、4日に断食抗議を始めた。高弁護士のこの活動は、中国の民主化を願う人々が賛同し、リレー形式により全世界で展開された。

 「それぞれ自らのできるところから迫害に抗議しよう」

 今回のリレー断食抗議活動は、高弁護士が発起人として、中共政権から圧制された人、暴力を受けた人のための応援団を結成し、断食をもって平和的に中共政権の独裁に抗議していくと決めたことがきっかけで、その輪が広がったもの。

 同活動の呼びかけ文が発表された直後、賛同者の一人である郭飛熊弁護士が尾行され、勾留・殴打されたという。これを受けて、高弁護士は直ちに中共の政治中枢である中南海の入り口新華門で抗議する計画を立てたが、家族の強い反対があり、計画が頓挫してしまい、断食に切り替えたという。

 高弁護士は、「どの中国人も野蛮な暴力と被害を受けることがあれば、これは最も下劣な行為である。警官の前で公然と殴られており、110番の意味もなくなった。このままで続くと、中国人はいかなる保障も、自分の安全を守る能力も失うことになる。したがって、私たちは断食でこの最悪な生存環境に抗議する」と活動の動機を語った。

 「もう話すことはない。行動をもって私の憤りを表すしかない。このまったく人間味のない卑劣な政府はきっとこの断食活動を冷やかすだろう。しかし、どのような見方をされようとも、私たちの意志は変わらない」と強い決意を示した。

 さらに、高弁護士は「私たちは終始、流血のない、非暴力的な活動を提唱してきた。しかし、これは抗争しないことを意味していない。人間の基本的な道徳や尊厳、人類文明の価値を守るため、法的な手段がない状況下で、私たちは自らの体を抗争の資本にするしかない」と活動の意義を述べた。

 最後に、「弁護士として、人権派弁護士として、この最も原始的な方法で中国国民の権益を守らなければならない。これは悲しむべきことであり、まさに私たちが生活しているこの歪んだ社会の反映でもある」と中共政権に対する絶望感をあらわにした。

 より多くの人が活動に参加できるように、断食活動はリレー方式で展開された。

 賛同の輪が全世界に広まる

 高弁護士の断食活動を聞き、海外から賛同の意を多数寄せられてきた。中国大陸在住の民主運動活動家胡佳は「全ての中国人が正常に中国で生活できるように」と意気込みを語った。さらに、「リレー方式によって、全ての中国人が平和的な手段で人権を守る活動に参加することができるようになった。これまでインタネットを通じて呼びかけてきたが、今回は実際の行動に移った第一歩として、とても重要な意義を持っている」と述べた。

 また、中国民主党創立者の一人で、米国21世紀基金から「受難者家族賞」を受賞した何徳普氏の妻も支持の意を表明した。同氏は、現在投獄されている。

 さらに、高弁護士の断食活動のきっかけとなった郭弁護士は、「あらゆる人の参加も歓迎する。中共の暴挙を止めさせる民主社会を目指す。いかなる暴力も恐れない。中国人を全部刑務所に入れたらどうか」と不動の決意を見せた。

 現在、日本・カナダ・アメリカなどの有志が同活動に参加している。

 
(大紀元記者・高凌)


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