ナイジェリアで石油爆発事故、300人以上が死亡       

2006年05月13日 12時12分
 【大紀元日本5月13日】12日早朝、ナイジェリアの最大都市ラゴスの近辺で、石油パイプラインの爆発事故が発生した。現地の石油会社によると、死者は300人を超えているという。警察は爆発の原因について、現地住民が石油を盗もうとしたためと分析している。死者の大半は酷く焼かれ、身元確認ができない状態となっ
遺体の回収を行う救援者(Getty Images)

ている。

 今回の爆発事故は、ラゴス市中心部から南西20キロ離れた島で発生した。爆発の威力が非常に強かったため、多くの死体は現場から100メートルを離れた海岸沿いに飛ばされた。付近に停泊していた船も焼け焦げ、船上には一部の死体が残されていた。

 現場では、500個以上の石油を貯蔵するドラム缶が発見された。ナイジェリアテレビの報道によると、事故前に、現場の石油パイプラインが破裂した、大勢の農民が駆けつけ、漏れ出した石油を回収し、ブラックマーケットに売り出そうとした。混乱の中、火が引火され、爆破が起こったという。

 ナイジェリアはアフリカ最大の石油発掘国、世界でも10番目になっている。すでに確認された石油貯蔵量は352億バレルに上る。しかし、国民の生活は非常に貧困で、石油輸出の恩恵をまったく受けていない。ある現地記者は、「貧困はナイジェリアの最大の問題である。このほど石油価格が上昇し続け、多くの人は石油を買う経済力がない。そのため皆一生懸命安いものを探している」と農民らの行動の背景を説明した。

 調べによると、ナイジェリアでは過去にも、農民が石油パイプラインを破壊し、石油を盗み取る事件が多発し、今回のようにパイプラインが破裂したときを狙って、漏れ出した石油をかき集め、高値で売りさばこうとするケースも少なくない。そのため爆発を起こし、多くの人が死亡する事故が多発した。

 過去に発生した石油盗難による爆発事故では、1998年には1082人、2000年7月には約300人が、2003年6月には、約105人以上が犠牲になった。

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