[バンコク 29日 ロイター] – タイ東北部ブリラム県の刑務所で29日、受刑者らが所内の食堂に放火するなどの暴動が発生し、数人が脱走した。法務省幹部によると、新型コロナウイルスの感染者が発生したとのうわさが原因という。
この刑務所には、男女合わせて2000人程度の受刑者が収容されている。現地の報道によると、建物から煙が激しく立ち上っている様子が確認できる。
幹部によると、終身刑で服役中の受刑者数人がうわさを流し、100人程度が暴動に加わったという。
タイ政府は、新型ウイルスの感染拡大を防ぐため、刑務所での面会を3月18日から全面的に禁止していた。
タイの感染者は1388人で、29日に報告された新たな感染者は143人。死者は7人が確認されている。
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