米国議会、決議案を通過、中共の宗教迫害などを譴責

2006/05/27 16:17
 【大紀元日本5月27日】米議会下院国際関係委員会は5月25日、中国関連の決議案を3件通過した。中共による宗教迫害の激化を譴責し、中共政権がバチカンの承認を得ず勝手にカトリック教司教を任命することを非難、「天安門大虐殺」17周年の記念などの内容が含まれている。

 米国VOAの報道によると、これらの決議案は、さらに下院で審議を受けるが、争議はあまりないと予想されていることから通過の可能性は高いという。

 共和党議員タデウス・マックコーター(Thaddeus McCotter)氏が提出した下院608号共同決議案には、「中国憲法が宗教自由を容認しているのだが、中共政権がこの自由を完全に無視している。カトリック教家庭教会(地下教会)の指導者を含め多くの宗教リーダーが、違法監禁や、虐待を受けている。そのほかにも中共政権は、残虐の手段で法輪功を取り締まり、多くのメンバーが違法監禁や、拷問を受けている」と書き記し、議会に対し、このような中共の宗教迫害の行為を譴責し、監禁されている宗教関係者の釈放を促すよう要求した。

 共和党議員フィル・イングリッシュ(Phil English)氏が提出した下院804号決議案には、中共政権がバチカンの承認を得ずに、カトリック教の司教を強制任命したことを強く非難、中国のカトリック教組織「愛国協会」は中共政権がコントロールする組織であり、国内の大勢のカトリック教信者を代表できないと指摘、彼らを代表してカトリック教の指導者を選択する権利がないと書き記した。

 4月30日から、中共政権はバチカンの抗議を無視し、立て続けに3人の司教を任命した。この決議案では、下院は最強列な言葉で、中共の決定を譴責すると表明した。

 下院国際関係委員会の副委員長で、人権事務議員団のメンバー、共和党議員クリス・スミス(Chris Smith)氏は、「天安門大虐殺」17周年を記念するため下院第794号共同決議案を提出した。

 スミス議員は、「我々は天安門広場で発生した事件を忘れてはならない。民主や自由、人権のために奮闘した勇敢な青年の多くが殺害され、処刑され、生存している者は強制労働収容所に送られた。全世界の民衆はこの事件を永遠に銘記すべき、これは勇敢なる英雄たちの真実であるからだ。将来のある日、中国で民主と人権を尊重する政権が誕生するときに、若者たちの冤罪が正されるはず。我々はこの希望を抱き続け、亡くなった英雄たちを偲ぶべき」と語った。

 スミス議員は、クリントン大統領が執政中に中国の国防部部長・遅浩田氏が訪米した際に、「天安門広場で誰一人が殺されなかった」と発言したことを挙げ、これは真っ赤なうそだと厳しく譴責し、天安門大虐殺のような人権を踏み躙る事件は毎日中国で発生していると指摘した。

 スミス議員は「中共政権はこの事実を隠している。残念なことに、多くの欧米社会の人々も中国の人権状況が改善されていると信じようとしている。実際の情況はまったく異なっている。我々は天安門精神を大事にし、消滅させてはならないのだ。あの人たちは世界で最も勇敢な人である」と述べた。

 中共政権が将来、「天安門大虐殺」という歴史を公正に評価することが実現できるかの質問に対し、スミス議員は、「これは非常に良い質問だ。胡錦涛政権とその他の指導者は、自ら犯した反人道の罪状を認めたくないのは明らかだ。しかし時間の推移につれ、新しい指導者が誕生するときに、もしかして、この指導者は宗教信仰の影響を受けたり、欧米社会の教育を受けたりしているとしたら、彼は自由を有することの重要さを気づくはず。そうなると、中国国民が自由を享有できる日がやってくる」と見解を示した。

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