今年も「クール・ビズ」、小池環境相デザイン「風呂敷」でアピール

2006年05月21日 09時08分
 【大紀元日本5月21日】小池百合子環境相は17日、東京で開かれた記者会見で、地球温暖化問題に対する日本の取り組みを説明した。同相は、地球温暖化対策および循環型社会の構築が日本の環境保全の2大柱であると説明し、環境省が国民の関心を高めるため、意識改革を重点に置く方針を明らかにした。さらに、アジア諸国も積極的にこの問題に取り組むよう呼びかけた。また、過剰包装削減への取り組み例として、同相が自らデザインした「風呂敷」を披露した。

 小池環境相は小泉内閣政権下で、3回連続して環境大臣に就任、すでに2年8ヶ月の任期を経ており、環境相としてこれまで最も長く務めた大臣である。環境相は、昨年から、ネクタイとスーツを着用しない「クール・ビズ」運動を実施し、冷房を摂氏28度に設定するなどの努力が、良い結果をもたらしたとの見解を示した。

 同相は、「クール・ビズ」運動を実施した結果、昨年6月1日から9月30日までの4ヶ月間で、百万世帯が1ヶ月間に排出する量に相当する46万トンの二酸化炭素を減少することに成功したと述べた。さらに、メンズアパレル業界の売り上げにも貢献し、デパート業界もここ9年間、初めてのプラス成長になったと強調した。

 小池環境相は、20世紀では、経済の成長がエネルギー需要の増加につながると見られていたが、21世紀に入ってから、経済の成長がエネルギー消費をコントロールできるという新たな見方に転換したことを示した。同相は、本年6月1日より第2弾の「クール・ビズ」運動を実施し、アジア諸国のモデルになることを期待していると意気込みを語った。

 一方、小池環境相は、「京都議定書」で定められた地球温暖化対策によると、日本は向こう数年間の内、1990年を基準に毎年6%の二酸化炭素の削減に向けてさらに努力しなければならないとの見解を示した。実際のところ、2004年度日本の二酸化炭素の排出量は1990年に比べ7・4%増であったため、今後13%の削減が迫られると試算される。

 小池環境相は、産業より排出した二酸化炭素量は1990年とほぼ同じ水準であったが、流通業、一般企業および家庭からの排出量はそれぞれ約3割増したと指摘した。同相は、国民の意識改革が今後の重点になることを示した。

 また、日本では、包装用紙袋が年間300億枚消費されており、使い捨ての箸も300億膳に達していることに対して、小池環境相は、ごみの減量活動の一環として、自らデザインした風呂敷を披露した。環境相は、風呂敷が過剰包装の紙袋を削減する有効な方法であると紹介した。

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