法輪功への迫害を調査する記者、中国ビザ発行拒否される

2006年05月08日 12時06分
 【大紀元日本5月8日】アメリカにある中国語メディアである「新唐人」テレビ放送局の記者2人が、中国の法輪功学習者への迫害を調査するために、駐サンフランシスコ中国総領事館へビザ申請を行ったが、ビザ発給を拒否されたという。

 最近、法輪功関連中国語系メディアは、中国大陸で秘密の強制収容所が設けられ、そこに多くの法輪功学習者が監禁されており、その上生きている法輪功学習者から臓器を摘出して、臓器を不法に売買していることを連日にわたり報道している。「法輪大法協会」とその関連のマスメディアや国際人権活動団体が調査委員会を形成し、事件の真相を調査するために中国大陸へ渡りたいと中国当局に要求した。「新唐人」テレビのサンフランシスコ支部の責任者である張芬氏と記者の徐震氏は調査委員会のメンバーとして、中国大陸へ行く予定だった。

 二人は4月25日、駐サンフランシスコ中国総領事館へビザ申請の書類を提出したが、6日後、張氏は総領事館からの電話を受けて、ビザの発行はできないと知らせられた。総領事館は拒否した理由について説明しなかったという。張氏は中国外交部スポークマン・秦剛氏が、国際マスメディアが中国に真相を調査することを歓迎するという明言したことに基づいて、ビザ申請を提出した、と話した。

 張氏は「これについて、非常に理解し難いです。もしかすると、秦剛が3月28日の記者会見でふれた招待については真摯なものではないかもしれないですね。あるいは、彼らは招待した報道陣に対して自分たちの言うとおりに行動し、全面的かつ独立な調査を行わないように要求するかもしれないです。どうして拒否するのか、何を恐れているのか?皆さんもお分かりでしょう」と述べた。

 記者の徐震氏は「拒否ということは、中国共産党は世論の意見を受け入れる勇気が無いということを示しました。もしあのような残酷な事件が本当に無ければ、中国への調査はむしろ彼たちに有利です。しかし、このような状況で中国への入国を拒否したということは、やはり新たにもう一つのうそをついたことを証明したようなものです」と言った。

 ビザ申請書類を提出してからの6日間に、張氏はビザ発行のことで2回も中国総領事館へ足を運んだという。

 張氏は「ビザ発行にかかわる領事館官員については、彼らもいたし方がないと感じました。ある政策に関しては、職員らは自分で決めることができないのです。でも、私たちが中国へ法輪功への迫害を調査しに行くことに対して、領事館の官員たちはどうすればよいのか、どうように対応すればいいのか、明白に分かっていないような感じをします。」と語った。

 張芬氏と徐震氏は、中国大陸へ赴くと要求した第三グループの真相調査委員会のメンバーである。その前の2グループには『大紀元』のヨーロッパ版総編集長と『希望の声』国際放送の駐オーストラリア記者がいた。彼らのビザ発行も当地の中国大使館に拒否されたという。

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