AP通信社:王文怡記者の抗議理由、「人々の生死にかかわっている」からだ

2006/05/01 11:40
 【大紀元日本5月1日】AP通信社は4月26日に、ホワイトハウスの前で行われた胡錦濤主席の歓迎式典で、大声で抗議を叫んだ王文怡記者の行動について、「王氏の行動は多くの人の生死にかかわっている」と報道した。

 報道によると、王記者は胡主席およびブッシュ大統領が同席している機会を放棄することはできずとし、「彼らに、中国で生きている法輪功学習者から臓器を摘出し、売買されていることを告げなければならない」との心情を示した。

 王記者は、「この迫害を終結させることができるもっとも有望な2人の元首が私の目の前に立っているのだ」と語り、「このような機会はどこにもないのだ。私はそのときに、どうしても大声で呼びかけざるを得なかったのだ」と語った。法輪功学習者である王記者は、胡主席は同事件を知る必要があるとし、胡氏本人のためでもあり、すべての中国人のためでもあることを強く示した。

 これに対して、中国当局は同事件の事実を強く否定した。米国務院側はすでに、王記者の訴えに対して真剣に対応するようになったが、事実である証拠はまだ見つかっていないという。米国務院職員は、中共当局に対して、「臓器摘出の訴えについて引き続き調査するよう求めた」とし、「中共が法輪功学習者を迫害することについても引き続き、関心を寄せる」ことを示唆した。

 王記者は26日の記者会見で、ホワイトハウスで叫んだ時点で、自身の記者身分が損なわれたかの質問に対して、王記者は、「私がどんな肩書きがあっても、私はまず人間であることを考えるので、人々が殺害されているときに、人道はすべてを越えるのだ」と語った。

 報道では、王記者は大紀元時報の記者として合法的にホワイトハウスの歓迎式典に入場したとし、大紀元本部では王記者の抗議行動は知らなかったと述べた。ホワイトハウスの歓迎式典で、王記者は数分間にわたって、英語および中国語でブッシュ大統領に対して、「彼を殺人するのを止めさせて」と叫んだ。

 同ハプニングはブッシュ政権にとって困惑である。ブッシュ大統領は胡主席に対して謝罪した上、米政府は、外国高官に対する恐喝、強制、騒乱の罪で王記者を提訴する措置を取った。報道によると、同提訴が成立した場合、王記者は最長6ヶ月の刑期および5000米ドルの罰金に科されることになるという。

 報道によると、中国の伝統的信仰および緩やかな動きからなる法輪功は、1990年代に数百万人の愛好者を惹きつけたと述べた。しかし、中国高官らは、法輪功がワシントンおよび北京の関係を破壊する企みであるとしている。法輪功は中国では、公共秩序および共産党指導者に危害を与える理由で、1999年より、中国大陸で禁止された。それ以降、幾千万人の法輪功学習者が強制的に連行され、監禁された。

 
(記者・李大衛)


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