中国地下教会信者、米大統領と面会後、香港訪問取り消される

2006年05月15日 08時42分
 【大紀元日本5月15日】5月11日にブッシュ大統領と面会した中国「地下教会」のメンバーは12日、関係当局より、予定されていた香港の神学訓練課程の招請が、「このほど多くの関心を引き寄せた某国際事件との関わり」の理由で取り消されたと通知された。

 BBCによると、中共当局の管理を受けないキリスト教地下教会(家庭教会)メンバー、余杰氏と李柏光氏がブッシュ大統領と面会して8時間後、それぞれ中国神学研究院中国文化研究センターの責任者から、電子メールにて「このほど多くの関心を引き寄せられた某国際事件」を理由に、香港を訪問するふさわしくないないとし、6月11日より24日までの訪問研究計画を取り消したという。

 余氏はこれに対して憤りを覚え、自由を重んじる香港の原則にまったく合致していない扱いであると反論した。

 キリスト教徒である香港の中国民主運動連合会主席・司徒華氏は、その背後に抑圧があるとみている。司徒氏は、明らかに彼らがブッシュ大統領と面会したことが原因であると指摘した。同氏は、「香港はますます大陸化して来た」と懸念した。

 香港紙・蘋果日報は13日に、「ブッシュ大統領との面会は犯罪か?」という題名の社説を発表し、中共当局が招請を取り消した原因を質疑した。同社説は、今回の決定は香港の「1国2制度」および学術の自由を掲げた香港にふさわしくないと指摘、その影響および香港に対する損害は想像がつかないほど大きいと強く反発した。

 ブッシュ大統領は11日、中国地下教会メンバー3人との面会で、中国の信教の自由に関心を寄せていることを表し、中共指導者に対して、同問題を提起し、関心を寄せ続けることを約束したという。

 3人の中、余氏および王氏は、反体制派作家として中国で名をしられている。李氏は人権派弁護士である。3人は共にキリスト教徒として、ワシントンで開かれた「中国自由状況に関するトップ会議」に参加した。

 胡錦濤・中共総書記が訪米時に、ブッシュ大統領は北京に対して、信教の自由を保障する措置を求めた。しかし、中国の地下教会は未だに抑圧を掛けられていると訴え続けている。

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