【フォトニュース】間一髪! 電車目前で線路転落者を救う=スペイン地下鉄

2010/12/05
更新: 2010/12/05

【大紀元日本12月5日】3日、スペイン地下鉄で起こった間一髪の救出劇を、監視カメラは捕らえていた。地下鉄のホームから転落した中年男性を、電車が約2秒で到着するという瞬間に、若い男性が間一髪で救出した。米CNNによると、中年男性を救出したのは休暇中のアンヘル警官で、当時はガールフレンドとともに反対側のホームにいたという。

スペイン地下鉄の監視カメラは、中年男性の転落から警官に救出されるまでの一部始終を映していた。中年男性がおぼつかない足取りでホームの端に接近すると、足元から転落。男性はその際頭部を打ちケガを負ったのか、立ち上がれない様子だ。

反対側のホームにいた数十人の利用客たちは叫び声を上げ、慌てて電車に止まるよう必死に手を振る。間もなくして電車のライトが駅から見える頃、一人の男性がすばやく線路に降り、転落した男性を引っ張った。電車が2人の男性の場所に到達するまでわずか2秒ほどの判断だった。

動画サイトYouTubeのスペイン警察チャンネルで、当時の様子を語るアンヘル警官は、「ホームで男性が転落したのを確認した後、わたしはジャケットを脱ぎ、急いで線路へ降りました。同時に、到着目前の電車も注視していなければなりませんでした」と劇的救出劇を冷静に解説した。「これは非常に特別な経験です」とアンヘル氏は述べた。

同チャンネルには80以上のコメントが残されており、「ヒーローだ!彼以上に素晴らしい警官はいない」「だから彼の名は『天使(Angel)』なのだ」と多くのスペイン人閲覧者がアンヘル氏を賞賛している。

2人の男性がいたところを10メートルほど通過して、電車は停止した(Imagenes Camara de seguridad/Metro de Madrid)

電車到達まで2秒に迫ったところで、警官が転落した男性を引っぱる瞬間。ホームの女性は思わず背を向ける(Imagenes Camara de seguridad/Metro de Madrid)

必死に電車に止まるよう手を振ってサインを送る利用客たち(Imagenes Camara de seguridad/Metro de Madrid)

千鳥足の中年男性がホームの端に接近し、転落(Imagenes Camara de seguridad/Metro de Madrid)

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(スペイン警察チャンネル)

(佐渡道世)

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