【季節のテーブル】冬眠

2005/12/01 00:00
【大紀元日本12月1日】春眠暁を覚えず(春眠不覚暁)は猛浩然の漢詩『春暁』が教えてくれた、春のひねもすゆったりとした春の眠りへの誘いでした。では冬眠はどんな眠りなのでしょうか?

 冬眠する動物はもちろん冬の季節に眠ります。ではなぜ冬に眠る必要があるのでしょうか?冬眠する動物には、ヘビ、カエル、シマリス、ゴールデンハムスター、こうもりなどが一般的に知られています。自然界では小型哺乳類や変温動物や昆虫など、冬眠する生き物はとても多いのです。

 冬眠を誘導する「冬眠物質」の探求をはじめ、冬眠の仕組みを明らかにし人体の治療医学に応用する研究が盛んになされています。そこではとても不思議な現象が確認されています。冬眠中の動物に致死量の放射線を照射したり、感染症を起こす細菌や、癌物質を投与しても平気にクリアーしてしまうのです。どうやら冬眠する動物には、環境からのストレスや有害物質を無効にする知恵が備わっているようです。また冬眠する動物は比較的長生きすることも確認されています。冬眠から目覚めた動物は春眠の季節に交尾活動に入り、子造りに励みます。冬眠には春の繁殖活動に備えて体力を温存し、生殖活動へとスムーズに移行させるひそかな知恵のメカニズムが働いているのでは?と考えられます。

 冬眠中は体温を0℃近くまで下げ、脈拍と呼吸回数を最大限に減らし、巣穴でじっとしています。これって現代の私たちの「何か」と似てはいないでしょうか?冬はひょっとして未来の人類の活動に備えて、私たちの何かに引きこもってポジティブな「或るモノ」を懐妊する<冬眠>の季節なのかも知れません。

(イザヤ・パンダさん)


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