中国は、北朝鮮が長距離ミサイルの発射準備を進めているとされる問題をめぐり、北朝鮮と米国に対話するよう促した。韓国の新聞が中国の武大偉・外務次官の話として伝えた。
北朝鮮は21日、ミサイル問題をめぐる緊張緩和のため、米国との新たな直接対話を望む姿勢を明らかにした。これに対して、米政府は対話提案を拒否したうえで、北朝鮮に6カ国協議に復帰するよう要求した。
武大偉・外務次官は、韓国紙のインタビューで、北朝鮮がミサイル実験の権利を主張する一方、実験は北朝鮮が調印した過去の合意に違反すると米国が非難していることが、問題解決を困難にしている、と指摘。「関係国が交渉と対話を通じ問題を解決することを望む」と述べた。
[ロイター22日=ソウル]
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