米下院:中共当局を譴責する関連3決議案が可決

2006年06月14日 08時53分
 【大紀元日本6月14日】米下院は12日、国際関係委員会ハイドス議長の「論争がなかった」3決議案に対して投票が行われた。決議案は、中共当局が宗教に対する迫害が日増しにエスカレートしたことを譴責(608号決議案)、1989年天安門事件(六四民主運動)の犠牲者に対する敬意を払うこと(794号決議案)および中共政府は権限を与えられずにカトリック教の主教を勝手に任命したことを譴責する(804号決議案)である。決議案は若干の討論を経てから、圧倒的な得票で可決した。同日に中共と関連する決議案が三案も可決したのは米下院では初めてであるという。

 マックカッター議員:米議会は傍観しない

 VOAによると、同決議案発起人サデゥス・マックカッター議員(共和党)は、「同決議案の目的は、中共政府の宗教に対する迫害を停止させることと、人々が有すべき権利を剥奪されていることに対して、米議会は何もせず傍観しないことを中共当局に知らせるものである」と同提議の目的を説明した。

 中国人は宗教の自由を享受できないこと、米国民の注意を喚起する

 マックカッター議員は、ここ数年間、中共当局は宗教に対する迫害がエスカレートした傾向にあると指摘した。多くの米国人は、今日に共産全体主義国家が未だに存在し、聖書を配布する人々が投獄させられている現実は、想像もつかないであろうとの意見を示した。同議員は、同提議は、共産主義はこの世からまだ消えておらず、中国人民は依然と宗教の自由を享受できないことを米国民の注意を喚起する目的でもあると強調した。

 提出された下院608号決議案では、中国憲法で許されている宗教自由は実際、中共政府に無視されていると指摘した。キリスト教家庭教会(地下教会)の指導者を含む多くの宗教指導者が監禁または虐待されているという。

 さらに、中共当局は残酷な方法で法輪功の活動を途絶させようとし、多くの法輪功学習者が監禁または拷問を受けていることを指摘した。同議員は、同決議案は下院が中共側に対して、中国国内で行われる宗教指導者および信仰者たちの監禁を譴責し、中共当局がこれらの宗教関係者を解放するように促すのが目的であるとし、「中共政府が神の伝えを伝達する人々を投獄しないことを望むと同時に彼らの基本人権を尊重し、人民の宗教信仰の自由を干渉しないことを希望する」と語った。

 カリフォルニア州ペローシ議員(民主党)は、「17年前に自由を勝ち取るために、人民解放軍に殺害された英霊に敬意を払い、それを無視した中共政府を譴責する」と語った。また、ラントス議員(民主党)は、中共指導層は人々に対して、天安門事件での虐殺を忘れさせたいかも知れないが、しかし、米議会は民主を獲得するために命を失った人々のことを忘れられないように確保することを強く強調した。

 中共人権状況を常に厳しく注目しているバージニア州のウォルフ下院議員は、ブッシュ大統領は中国で迫害を受けている信仰者たちに対しての声援が不十分であると指摘した上、中国で起きている政治および宗教の迫害現状に対して、大統領は中共政府をはっきりと譴責していないことを非難した。

 同決議案について、中共人権状況に強い関心を寄せている議員の多くは、コメントを発表した。

 
(記者・張羽良)



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