唐辛子、がん細胞死滅の効果 

2006年06月19日 20時17分
 【大紀元日本6月19日】唐辛子の辛み成分・カプサイシンが前立腺癌細胞を死滅させるのに効果があったと米医学誌「Cancer Research」が発表した。ロイター通信の報道によると、日米合同研究グループは、カプサイシンがマウス体内に培養した前立腺癌細胞80%をアポトーシス(細胞の自殺行為)の状態へ導くことを発見、カプサイシンを投与したマウスの前立腺腫瘍は、5分の1程度に縮小したという。

 カリフォルニ大学ロサンゼルス校(UCLA)シーダーズ・サイナイ・メディカル・センターのソレン・レーマン博士によると、カプサイシンには培養器中の前立腺癌細胞の成長を抑制し、マウス体内のヒト前立腺癌細胞腫瘍の成長を大幅に遅らせる効果があるという。レーマン博士の実験では、カプサイシン400ミリグラムを一週間に3回マウスに投与、これはハバネロ(世界一辛い唐辛子)3-8本程度の辛さに相当し、カプサイシンが癌細胞死滅に効果があることを確認したという。

 前立腺癌は米人男性に最もよく見られる致命的な病気で、毎年、米人男性約23万2千人がこの病気に罹り、3万人前後が死亡、全世界では22万1千人が亡くなっている。人体の腫瘍治療は、マウス体内に植え付けたヒト癌細胞の治療より遥かに複雑だが、これらの研究結果は将来の治療方法に可能性を示している。辛いものが好きな人は、これを口実にもっと辛いものを食べるかもしれない。

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