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6月20日、中国の大学入試ではカンニング合戦が過熱、負傷者も。写真は2005年山東省で、入試会場の様子(2006年 ロイター/China Newsphoto)

中国の大学入試、カンニング合戦過熱で負傷者も

 今月に入って大学入学試験が行われている中国では、カンニングをもくろむ受験生とこれを阻止しようとする大学側との激しいハイテク合戦が繰り広げられ、一部では病院に運ばれる者まで出る事態となっている。20日付のチャイナ・デーリー紙が伝えた。

 募集枠260万人に対し受験生が950万人という同国では、不正行為防止策として、受験会場にカメラを設置したり携帯電話の利用を阻止する技術を導入する大学もある。

 一方で、受験生の間では「低品質の機器」を使ってけがをする例が出ているという。

 湖北省の省都・武漢では、使用したイヤホンがあまりに小さかったため、耳の奥まで入り込み鼓膜が破れてしまったケースがあった。

 また、取り出すのに手術が必要なイヤホンを使う者や、ヘッドホンと別の生徒の体につながっていた電子機器が爆発し腹部から出血した学生もいたという。

 武漢の試験会場では、試験官が、衣服や財布、ベルトなどからイヤホンを含む100点以上の「カンニング・ツール」を発見している。


[ロイター20日=北京]

 (06/06/20 20:15)