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6月8日、個人投資家の投げが下げを加速するなか、日経平均が底割れ。写真は株価ボードの前を歩く人(2006年 ロイター/Yuriko Nakao)

日経平均が底割れ、個人投資家の投げが下げを加速

日経平均がライブドア・ショックの最中に付けたザラ場年初来安値1万5059円52銭を割り込んだだけではなく、心理的な支持線だった1万5000円をも大きく下回るなど、相場は底割れ状態となってきた。下げ幅の拡大を促したのは、信用取引で買った個人投資家の投げとの見方が一般的だ。大引けにかけての戻りが鈍かったことで、売り圧力は依然として強いとの印象が広がっている。

 きょうの相場急落について市場では、追い証発生に伴う個人投資家の投げが一番のポイントとの見方が出ている。東証が8日?瘡・紊鉾・修靴殖儀鄲茖欺機複儀遑横稿鈐。況遑夏釗砲裡鎧埔貪蟷饉臑諒滅簀稙睛督敢困砲茲襪函・姐饋諭・蠖・⊃・・箙圓覆鼻△い錣罎觴村硺・呂修蹐辰毒磴け曚靴箸覆辰唇貶・・朕佑任發箸蠅錣運・兌莪悊稜笋蟇曚靴・殞・辰燭・△④腓Δ料蠑譴砲弔い討眛瑛佑瞭阿④砲覆辰燭箸澆覺愀玄圓・燭ぁ・r

 ある欧州系証券の先物トレーダーは「海外勢は売っているというより、きょうはむしろ買いの方が多かった。国内勢はこの水準を慌てて売るとは考えにくく、消去法で個人の投げが下げをリードしたと見ざるを得ない」と指摘する。

 大和総研のチーフ・テクニカルアナリストである木野内栄治氏は、ここ一両日の状況について「需給面でみると売り仕掛けが入りやすい。信用取引で買った建て玉が、株価が下がると売らざるを得ない状態のものが多いと推定され、売れば自然と下がる状態にあるためだ」とコメントしていた。

 そうした中、「逆に投げ売りが一巡した後は鋭角的な戻りが期待できる」(中堅証券ディーラー)との見方が出ている。しかし、市場では「SQ(特別清算指数)算出前という事情があったにせよ、きょうの安値までの下げ幅を考えれば、引けにかけての戻りがいかにも鈍い。買い戻しが本格的に入っていない証拠で、中途半端な戻りはかえって不安を高める」(米系証券トレーダー)とみる向きが多い。

 今後も個人からの売りが引き続き出てくるとみられるため、買い越しが観測されている外国人投資家や国内の年金、投信がどこで買いを入れてくるかが相場反転のポイントになっている。とりわけ、5月に先物を売り越した外国人が、今年も例年通り6月に買い戻すかどうかに関心が集まっている。かりに買い戻さない場合は「世界的なリスクマネーの縮小を象徴する動きとなる。海外勢の先物売りが続く場合、今後もシビアな相場展開となる可能性が高い」(米系証券トレーダー)と警戒感が出ている。


[ロイター6月8日=東京]
 

 (06/06/08 22:17)  





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