印刷版   

昨年「六四天安門事件」の日に天安門広場前で孫文広氏(左)と劉荻氏(大紀元)

天安門事件17年周忌をめぐり、山東大学・孫文広教授、強制連行

 【大紀元日本6月4日】山東大学・孫文広教授は3日、北京に向かう汽車の中で当局に勾留された。教授は「天安門事件」17年周忌を追悼するために、6月4日、天安門広場へ出かけることを発表した。しかし、警察側に勾留され、当日夜、山東省へ連れ戻され、山東大学派出所にいまだに勾留されているという。教授が勾留された理由は、「インターネットで法輪功のために宣伝を行った」である。

 孫夫人は、教授の健康を懸念し、国際社会に対し関心を寄せるよう呼びかけた。

 夫人によると、教授は3日午前7時30分発、午前11時50分ごろに北京に到着する汽車で北京へ向かったと説明した。夫人の携帯に午後3時ころ、教授より短いメールが送信された。夫人が教授の携帯にかけても不通だったという。教授からのメールは次の内容である。「11:37、つかまえられた。11:48、ダイニング列車に勾留された。12:11、汽車は1時間を遅延。12:15、下車時、迎えが来る。12:58、もうじき到着」。

 夫人は、教授と連絡が取れなかったため、劉暁波氏に電話を入れた。しかし、劉氏は6月1日にすでに軟禁されていたため、教授の行方は分からないという。夫人は記者に対して、「教授はすでに72歳で、鶏を捕まえる力もない老人なのだ」と不安を表して語った。4日午前1時ごろ、記者は夫人に確認したところ、教授は山東省に監禁されたことが確認されたという。夫人によると、4日午前零時35分ごろに、山東大学派出所の指導警察から「孫氏は同派出所にいる。11時に北京から戻った」との連絡があったという。

 夫人は、教授を帰すように求めたが、当局は「治安管理処罰法に則り、教授に対して調査を行っている」との回答だった。

 夫人は、「勾留された理由は」と問いかけた。

 警察側は、「インターネットで、法輪功の宣伝を行った」と回答した。

 夫人は、「教授は法輪功を学んでいるのか」と問いかけた。

 警察側は、「調査終了後に回答する」

 孫文広教授はネット作家としても知名度の高い教授で、法輪功のために「法輪功の投稿に関して」、「王文怡氏はヒューマニティーを呼び起こさせる――並びに法輪功についての論議」、「法輪功被害者調査の参与を望む」などの文章を公開し、呼びかけをしたという。5月26日、山東大学派出所は「検査」の名義で、教授のパソコン2台を押収したが、いまだに返されていないという。

(記者・林慧心)

 (06/06/04 17:56)  





■関連文章
  • 四川省:中共組織から離脱声明を発表、4人が懲役刑へ(06/06/02)
  • 面会した法輪功学習者が行方不明、EU副議長は中共へ解放を呼びかけ(06/06/02)
  • EU副議長と面会した法輪功学習者行方不明、通訳の米国人が救援呼びかけ(06/06/01)
  • 日本各地からの法輪功学習者、中国・薄熙来商務相に抗議(06/06/01)
  • 天安門事件17周忌、香港で千人以上のパレード、犠牲者を追悼(06/05/31)
  • 香港:欧州議会副議長・香港議員、連名で中国の民主化を促す(06/05/29)
  • 中国の意識調査ネット、64事件の民情調査で閉鎖(06/05/29)
  • 日本法輪功、中国商務部長・薄煕来の来日に抗議、政府に入国禁止嘆願(06/05/28)
  • 中共、「天安門大虐殺」17周忌を警戒、ニュースサイトの一部閉鎖を命令(06/05/27)
  • 米国議会、決議案を通過、中共の宗教迫害などを譴責(06/05/27)
  • 欧州議会副議長、中国の人権状況調査、「中国発展の決め手は共産党員の脱党」(06/05/27)
  • 中共商務部長来日、法輪功、告訴の構え(06/05/25)
  • 台湾衛生署:大陸の臓器移植の仲介関与に法的処分(06/05/22)
  • 王記者が米記者クラブで記者会見、中共は全力で阻止(06/05/20)
  • 【特別インタビュー】胡耀邦前国家主席の秘書、中共上層部における法輪功問題処理の内幕を(06/05/20)