天安門事件17年周忌をめぐり、山東大学・孫文広教授、強制連行

2006年06月04日 17時56分
 【大紀元日本6月4日】山東大学・孫文広教授は3日、北京に向かう汽車の中で当局に勾留された。教授は「天安門事件」17年周忌を追悼するために、6月4日、天安門広場へ出かけることを発表した。しかし、警察側に勾留され、当日夜、山東省へ連れ戻され、山東大学派出所にいまだに勾留されているという。教授が勾留された理由は、「インターネットで法輪功のために宣伝を行った」である。

 孫夫人は、教授の健康を懸念し、国際社会に対し関心を寄せるよう呼びかけた。

 夫人によると、教授は3日午前7時30分発、午前11時50分ごろに北京に到着する汽車で北京へ向かったと説明した。夫人の携帯に午後3時ころ、教授より短いメールが送信された。夫人が教授の携帯にかけても不通だったという。教授からのメールは次の内容である。「11:37、つかまえられた。11:48、ダイニング列車に勾留された。12:11、汽車は1時間を遅延。12:15、下車時、迎えが来る。12:58、もうじき到着」。

 夫人は、教授と連絡が取れなかったため、劉暁波氏に電話を入れた。しかし、劉氏は6月1日にすでに軟禁されていたため、教授の行方は分からないという。夫人は記者に対して、「教授はすでに72歳で、鶏を捕まえる力もない老人なのだ」と不安を表して語った。4日午前1時ごろ、記者は夫人に確認したところ、教授は山東省に監禁されたことが確認されたという。夫人によると、4日午前零時35分ごろに、山東大学派出所の指導警察から「孫氏は同派出所にいる。11時に北京から戻った」との連絡があったという。

 夫人は、教授を帰すように求めたが、当局は「治安管理処罰法に則り、教授に対して調査を行っている」との回答だった。

 夫人は、「勾留された理由は」と問いかけた。

 警察側は、「インターネットで、法輪功の宣伝を行った」と回答した。

 夫人は、「教授は法輪功を学んでいるのか」と問いかけた。

 警察側は、「調査終了後に回答する」

 孫文広教授はネット作家としても知名度の高い教授で、法輪功のために「法輪功の投稿に関して」、「王文怡氏はヒューマニティーを呼び起こさせる――並びに法輪功についての論議」、「法輪功被害者調査の参与を望む」などの文章を公開し、呼びかけをしたという。5月26日、山東大学派出所は「検査」の名義で、教授のパソコン2台を押収したが、いまだに返されていないという。

(記者・林慧心)
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