米労働省が発表した5月の米消費者物価指数(CPI─U、季節調整済)は、総合指数が前月比0.4%上昇した。振れの大きい食品とエネルギーを除くコア指数は同0.3%上昇。予想は総合が前月比0.4%上昇、コアは0.2%上昇だった。
今回の結果を受けて、米連邦準備理事会(FRB)による追加利上げ実施の公算が高まっている。
前年比ベースでは、コア指数が2.4%上昇し、前月のプラス2.3%から伸びが拡大、05年2月以来最大となった。
コア指数はこの半年で、年率2.9%のペースで上昇。過去3カ月では同3.8%のペースまで加速し、10年超ぶりの伸び。
労働省では、コア指数の単月上昇分の半分以上が住宅関連コストの上昇による、としている。
エネルギー価格の上昇を背景に、総合指数の伸びは前年比ベースで4.2%と、前年9月以来最大となった。
内訳では、住宅関連コストが0.4%上昇。
エネルギーは2.4%上昇。
ガソリンの伸びは4.9%。前月はプラス8.8%だった。
(ロイター6月14日=ワシントン)
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