香港:民主的普選を求め、七一パレードへ率先参加=陳方安生・前政務長官

2006年07月01日 06時04分
 【大紀元日本7月1日】前香港政務長官・陳方安生は25日、民主派立法会議員らと共同の記者会見で、民主的普通選挙の実現のために、香港返還の記念日である7月1日に行われる「七一パレード」の参加を市民に呼び掛けた。陳方氏は、親中共派の多い選挙委員会に対する市民の落胆から、市民が自らの参加で新しい希望を見出し民主的な普通選挙の実現に向かう考えを示した。

 陳方氏は、「香港が返還されてから、中共当局が政策管理に関与したここ9年間を顧みて、民主的な普通選挙が香港にとって、公開した政策による効率的な良い政府および平和な社会を作る唯一の方法であることが明らかになった」と語った。

 陳方氏は、香港特区政府、各政党および社会各界の有識者に対して、人々の幸福のために、真の平和な社会創建のために、平和的、合理的、理性的な形で、市民が普選と民主を強く求める同パレードの参加を呼び掛けた。

 陳方氏は、町に出て意思表示をすることは、普選を求める方法の1つであるとし、これまで、全ての政党も他の方法にて直接的に中共当局と接触し、普選の実現に尽力してきたとし、自分としては今後もあらゆる場面で同件を再度強調する考
陳方氏は、自らパレードへの参加で市民が政府に対する落胆から、普選の新しい希望をもたらす考えである(大紀元)


会場の人々は笑い上戸の陳方氏に連れられて、笑い出した(大紀元)


満面に微笑みをたたえる陳方安生・前香港政務長官は、記者会場に到着(大紀元)

えを示した。

 香港市民は、曾蔭權(ドナルド・ツァン)現香港行政長官がここ2年間、普選の実行はないとの発言および中共当局が香港の普選を無視したことに落胆した。陳方氏は失望した香港市民たちを励まし、普選への希望を失わないように、また、特区当局に対してさらなる勇気および努力を持ち、普選を実現して欲しい強い気持ちで「七一大パレード」の参加に決めたと、ここ数週間の心情を示した。

 今回のパレードの参加は陳方氏が香港行政長官の参選のためであるかの質問に、同氏はそれを否定した。しかし、将来の参選の可能性を否定しないという。

 陳方氏は同パレードに参加することを公表する前に、曾蔭權・現行政長官と電話会談を行ったという。同氏は曽行政長官に対し、香港で普選が実行できるようにさらなる努力を投じるべきであることを示した。

 また、陳方氏が次期香港行政長官に参選した場合、民主派は支持するかどうかの質問に対して、民主党立法会議員・涂謹申氏は、参選者が誰であろうということより、候補者が民主に責任を持つかどうかが最重要であるとの意見を示した。

 一方、公民党党首・余若薇氏は、競争がなく自動的に当選する香港行政長官の選定の現制度は2度とないようにしたいとし、責任を持ち、香港市民を団結させ民主を獲得しようとする意欲のある公民なら、公民党が常に歓迎するとの見解を示した。

 選挙の前線で活躍している劉慧卿氏は、小選挙区制度に対する不信任感から、昨年は民主党党首・李永達候補者を支持したことによって、同選挙制度の荒唐無稽を明らかにしたとの意見を示した。李党首は、民主および普選のスケジュールに対して、はっきりとしている考えを持っている人々に対して、支持する意向を示した。

 陳方氏の「七一大パレード」に参加する表明に対し、香港当局は、市民が平和的な方法で民主を求めることを尊
民主党立法会・李柱銘議員は、「民主を求めるのは、順番性はない。多くの人は2年前までに、曽蔭権氏が特区行政長官になることは考えもしなかったという。また、1年前までに、陳方氏が自分と一緒に並んで座っていることは、考えも付かなかった。しかし、これらのことが起きた。自分としては、1年後に、曽蔭権氏も我々と一緒に並んで座っていることを望む」と語った(大紀元)


陳方氏はパレードに参加するのは、香港行政長官の参選のためではないとし、民意を試すためでもないことを表明(大紀元)

重する考えを示した。


 ※香港特別行政長官…香港特別行政区の首長。香港政府の政策決定権のほか、公務員の任命権や立法会(議会)の解散権なども持つ。任期は5年。四つに区分された職能団体から構成される800人の選挙委員会で選ばれる。最終的には、中共政府が長官を任命、政治改革など重要事案は中共側の承認を必要としており、実際には長官の権限は限定されている。

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