中国政府のシンクタンク、中国社会科学院の著名エコノミスト、He Fan氏は、28日付の中国証券報に寄稿し、人民元相場の上昇ペースを緩やかなものにとどめようとする中国政府の漸進的アプローチは見直されるべき、と指摘した。為替水準よりも通貨市場の発展の方が優先度が高いとする主流意見に反対を唱えた。
同氏は、すべての案のなかで、人民元が適切に上昇するというのが、もっとも有効なアプローチである、との考えに変わりはない、としたうえで「外為制度の発展は、一夜にして達成できるものでないが、為替相場の水準は一夜で調整し得る」と指摘した。
2005年7月に対米ドルで2.1%切り上げられた人民元相場は、その後の上昇率が1.7%にとどまっている。
同氏は、すでに日本、韓国、台湾のケースで、為替相場上昇による経済的影響は予想より穏やかなことが示されており、改革の失速は悪い結果につながる可能性がある、と指摘した。
[ロイター28日=北京]
(06/07/28 14:07)
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