東京五輪後も国内のコロナ感染防止につなげること重要=官房長官

2021/07/21
更新: 2021/07/21

[東京 21日 ロイター] – 加藤勝信官房長官は21日午前の記者会見で、東京五輪の開幕を控える中で大会の成功には、大会の開催中だけでなく大会終了後も、日本国内の新型コロナウイルスの感染拡大を抑え、防止につなげていくことが重要だと述べた。

また、感染が急拡大した場合、大会の日程変更などを政府として求めるのかという問いには、競技運営の在り方は大会実施の主体である組織委員会や国際オリンピック委員会(IOC)などが協議の上、決定するとの認識を述べた。

緊急事態宣言下での開催となる中、政府としては、安心安全な大会を実現するよう、水際対策や海外から入国する選手や関係者の検査、セキュリティー対策など、「最後まで緊張感を持った取り組みを行いたい」と述べた。

また、新規感染者数が増加している状況について、感染対策の決め手となるワクチン接種をしっかり進めていくことが大切との認識を示し、各自治体との連携や医療関係者の協力とともに「ワクチン接種に全力で取り組んでいきたい」と語った。

一方、札幌市中心に新規感染者が増加している北海道から、政府にまん延防止等重点措置適用の要請があったことについて、午後開催予定の厚生労働省のアドバイザリーボードで、専門家が北海道を含め全国の感染状況の評価・分析を行うとした。

Reuters
関連特集: 国際