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子供の心を育てるために
両親が貧乏生活を装った17年間

 【大紀元日本7月25日】これは、現代社会ではちょっと珍しいことだが、現実に中国であった話である。主人公の李文さんは、重慶沙坪バのある文科系高校の卒業生である。今年17歳の彼女は、物心ついてからずっと貧乏暮らしをしてきた。李文さんはとても優しい子で、「貧しい両親」に自分がほしいものをねだったことは一度もなかった。しかし、大学の入試前に、両親から突然「もし大学に受かったら乗用車を買ってあげるよ」と言われた。これで初めて親が金持ちであることが分かった。

 『重慶夕刊』の報道によると、李文さんは5歳の時、両親と一緒に重慶市に引っ越してきた。彼女が知っているのは、お父さんは書籍販売業をしており、年に半年以上は出張販売に出かけ、時には、お母さんもお父さんと一緒に行っていたということである。「貧しい家庭」の中で、李文さんは厳しい家庭教育を受けた。6歳の時から、学校の休みを利用して、街頭で新聞売りを始めた。毎日少なくとも20部を売らなければならなかった。週末も家で勉強する以外に、お母さんを手伝って家事をした。正月以外に、新しい衣服を買ってもらうこともなかった。家電製品以外で、家にある一番価値があるものは、両親の携帯電話だった。

 李文さんが唯一両親にお願いしたことは、中学生の時、白血病に罹った同級生を助けるために寄付してほしいということだった。当時、両親は家にあるテレビを売って、1000元(約1万4千円)を寄付したという。

 高三になった李文さんは、45人の同級生の中で、携帯電話を持っていない5人の中の1人であった。

 大学入試の直前になって、両親から突然「もし上海のある名門大学の経済学部に合格したら、ご褒美として、海外旅行と乗用車を買ってあげる」と言われた。李文さんは「そんなご褒美、十数万元(1元は約14円)はかかるわよ」とびっくりした。そして、やっとお母さんが事情を話してくれた。李文さんが生まれる前に、両親は「この子が優しい心を持つように、貧しい環境の中で育てよう」と決めていたのだという。

 実際は、両親は攀枝花市に炭鉱を持っており、大きな書籍販売店も経営しているかなりのお金持ちである。

 お父さんは、自分の父親が金銭のトラブルで家庭に悲劇をもたらしたことから、自分の子供は貧しい環境の中で育てることを決心したという。

 (06/07/25 20:36)  





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