ブッシュ大統領が訪独、米独関係親密化

2006年07月14日 10時10分
 【大紀元日本7月14日】独メルケル首相の招きを受けた米ブッシュ大統領は7月12日、ローラ夫人と共にドイツ北部のロスタコ空港に到着し、2日間の公式訪問を開始した。

 ブッシュ大統領は13日、メルケル首相の選挙区のひとつであるシュトラールズントを訪問し、同日の夜はメルケル首相がトリウェイラスハゲンの小さい町でひらいたバーベキューパーティに出席した。

 メルケル首相の別の選挙区チェンポルイ州メクレリンブルグでは、今年9月に州議会選挙が行われる。社会民主党のレンリンストアフ州長は、ブッシュ大統領が州議会選挙の直前にメルケル首相を訪問したことは、同選挙と何らかの関係があるとの見方を示した。独政府の米独関係協力担当者カルステイン・ボイゴト氏は、ブッシュ大統領の同選挙区の訪問は、メルケル首相に友好的な姿勢を示すと同時に、ドイツが米国にとってヨーロッパにおける重要な盟友であることを示しているとの見解を示した。

 メルケル首相は昨年11月の選挙に勝利して以来、シュレーダー前首相が執政時代に崩した米独関係の修復を外交の主要任務としており、今年1月と5月に訪米している。ブッシュ大統領はメルケル首相が自由精神を守る姿勢を高く評価し、「頭脳明晰な思想家である」と賞賛した。

 メルケル首相はブッシュ大統領との面会で、米国はグアンタナモ刑務所を閉鎖すべきであると強い態度を示した。しかし、双方の同問題における見解の相違は、両国の関係に影響はない。また、ドイツ側はこれまで、イラン問題において、イランを非難し、はっきりとした立場を表明する一方、解決策を求めて各国間の調停に尽力して来た。今回は米独間でイラン問題についての話し合いも行われたといわれている。

 また、対中関係では、ドイツ政府は重大外交政策において米国と同調する姿勢を保つ方針であるとみられる。ブッシュ大統領は今年、ホワイトハウスで中国の民主活動家らと会見した。その後、メルケル首相も5月に初の訪中を行い、ドイツ大使館で中国の民主化活動家らの代表と面談し、シュレーダー前首相が中国での人権問題を無視した姿勢を一変した。

 英『タイムズ』紙は、メルケル首相が、米国にとって、英国のブレア首相に代わり、ヨーロッパにおける最高の友人になりつつあると報じた。

 
(記者・田宇林


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