先週の北朝鮮によるミサイル発射問題で外交的な解決策を見つけようとする取り組みが進められる中、6カ国協議で米国首席代表を務めるヒル国務次官補(東アジア・太平洋担当)は11日、緊急に北京入りした。
国連安全保障理事会は、中国訪朝団が北朝鮮を説得する時間を設けるため、対北朝鮮制裁決議案の採決を延期した。
中国の武大偉外務次官(アジア地域担当)は11日、平壌から北京に戻っており、現地でヒル米国務次官補と会談するとみられている。
10日から6日間の北朝鮮訪問を開始した回良玉・中国副首相はまだ平壌にとどまっているもよう。
一方、北朝鮮の楊亨燮最高人民会議常任副委員長は北京入りした。新華社によると、5日間の北京滞在中に中国の胡錦濤国家主席らと会談するとみられている。
[ロイター11日=北京]
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