安倍官房長官は午前の記者会見で、9月の自民党総裁選で対抗馬と目されていた福田元官房長官が不出馬を表明したことに関連し、世論調査で安倍氏が独走状態となっていることについて聞かれ「官房長官という職責をしっかり果たすことに全力を尽くしたい。(国民の)期待に応えるためにも職責をまっとうしたい」と述べるにとどめた。
福田氏の不出馬表明については「ぜひとも出馬してほしいとの期待感が(党内外から)高まる中で、本当の気持ちをはっきりさせた方がいいと思ったのではないか」と説明、選挙の見通しについて「今後、有力な候補者が名乗りを上げれば、政策論争中心の、新生・自民党にふさわしい総裁選になるのではないか」との見方を示した。
(ロイター7月24日=東京)
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