国際エネルギー機関(IEA)は11日、アラスカとナイジェリアの油田で日量100万バレル程度、生産が減少していることについて、世界は今のことろこの問題に対処できるとの認識を示した。同時に、石油輸出国機構(OPEC)産原油への需要は、今四半期に日量60万バレル増加する、との見通しを示した。
IEAは、月次報告書で「市場は当面、現在の供給減に対処できるものの、ハリケーンシーズンなど生産に脅威となる要因も多いことから、川上の余剰生産力という緩衝材は薄い状態が続くだろう」と指摘した。
IEAは「プルドー湾の供給減は大きな問題ではあるが、サウジアラビアや米戦略石油備蓄(SPR)、精製業者の在庫がトレンドを上回っていることなど、それを相殺できる可能性はある」との認識を示した。
英BPの米アラスカ州プルドー湾油田の生産が滞っていることを背景に、IEAは、2006年の非OPEC諸国の供給見通しを日量22万バレル引き下げたほか、07年は日量3万バレル下方修正した。
今年と来年の世界の石油需要見通しは、前回の報告から据え置いた。
[ロイター8月11日=ロンドン]
(06/08/11 18:13)
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