■大紀元日本 http://www.epochtimes.jp/jp/2006/08/html/d58626.html



8月23日、パラマウント・ピクチャーズが、米大物俳優トム・クルーズさんとの契約を更新しないと発表したことをきっかけに、ハリウッドでは、さまざまな論争が起き始めている。6月撮影(2006年 ロイター/Kiyoshi Ota)

T・クルーズ契約解消、ハリウッドの転換期との見方も

 米大手スタジオ、パラマウント・ピクチャーズが、14年続いた米大物ハリウッド俳優トム・クルーズさんとの契約を更新しないと発表してから一晩経った今、ハリウッドでは、さまざまな論争が起き始めている。

 コストパフォーマンスを意識するスタジオが、大枚はたいてスターを厚遇するのについに嫌気がさしたのではとする意見のほか、一部業界筋では、パラマウント・ピクチャーズの母体企業であるバイアコムの会長がクルーズさんに下したこの決定は、大金を生んできたキャリアが落ち目になっている表れだと考えている。

 事実、ハリウッドほどスター俳優に好き放題させる場所はなかった。宝石商は喜んでダイヤを貸し出し、スタジオは彼らの気まぐれな要求に自ら応じようとしてきた。

 クルーズさんは、ハリウッドでもトップ待遇を受けていたスターの1人だったが、最新映画「M:i:III」では期待通りの興収をあげることができなかった。映画史の専門家は、同映画がシリーズの第1作目と2作目と比べると明らかに結果を出せていないことで、パラマウントがクルーズさんに見切りをつけたのではないかと指摘した。

 バイアコム会長は、今回契約を更新しなかった主な理由はこの数年におけるクルーズさんのプライベートでの問題行動だとしている。

 今回の発表でハリウッドに大きな転換期が訪れているきざしだと考える向きもある。

 ハリウッドの大手タレント事務所の関係筋は「映画スターの要求は度を超えてしまったのです。スタジオは株式公開企業なわけですから、業績を維持しなければならない。スターの言い分を聞き入れる度合いは低くなっていると思います」と語った。


[ロイター23日=ロサンゼルス]