イラン核開発問題をめぐり、イランの核交渉最高責任者のラリジャニ最高安全保障委員会事務局長は、欧州連合(EU)のソラナ共通外交・安全保障上級代表と週末に会談し、2か月間のウラン濃縮停止を提案した。EU外交筋が10日、明らかにした。
イランによるウラン濃縮活動の停止を求め、西側は通商上の見返り案について話し合う予定だが、イランによる2か月間の停止案がその前に実施されるかどうかは明らかではない。
EU外交筋は、2か月間の停止案について「インセンティブに関する交渉が始まる前に実施されるのか、それともその後なのか、開始時期について詳細は分からない」と述べた。また、米国などがウラン濃縮の長期停止を求めていることから、同案の2か月間という期間は大した譲歩にならないとの見方を示した。
ラリジャニ事務局長に随行しているイランのソルタニエ国際原子力機関(IAEA)担当大使は、イラン国営テレビとのインタビューで、ソラナ上級代表との会談で濃縮停止案が協議されたことを否定した。
一方、スノー米大統領報道官は「イランの方針を見極めている段階で、ソラナ代表らと協議を続けている」と語った。
ラリジャニ事務局長とソラナ上級代表は、今回の会談について、共通の認識を見出す上で進展があったとの考えを示した。
[ウィーン 10日 ロイター]
|