イラクの首都バグダッドの当局者が13日明らかにしたところによると、市内で1日に60体以上の遺体が収容された。多くは縛られて拷問を受けており、治安対策にもかかわらず宗派間の抗争が収まっていない現実を浮き彫りにした。
13日朝方には、警察を標的にした2つの自動車爆弾で22人が死亡、76人が負傷した。
ワシントンでは米大統領報道官が「ひどい暴力行為だ。われわれは情勢を変えるためイラク政府と連絡を取り合っている」と述べている。
米・イラク首脳陣は、現在のイラクでの最大の脅威がフセイン旧政権がらみのイスラム教スンニ派勢力による反乱ではなく、シーア派とスンニ派の抗争であるとの認識で一致している。
イラクのマリキ首相は、イランの最高指導者ハメネイ師と会談。地元メディアによると、ハメネイ師は14万5000人のイラク駐留米軍が直ちに撤退すべきだと主張した。
マリキ首相も米軍の撤退を望んではいるが、イラク軍が暴力行為に十分対処できる能力をつけてからとの立場。
国連のアナン事務総長は、中東の指導者の大半が米国主導のイラク侵攻は中東にとって災難だと主張していると指摘。ただ、多国籍軍部隊が今すぐ撤退すべきか残留すべきかについては意見が分かれているとしている。
[ロイター13日=バグダッド]
(06/09/14 14:54)
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