19日の新興国金融市場は、タイで起きたクーデターとハンガリーでの暴動を受け、株式、債券、通貨がトリプル安となった。ただ、欧州と米国の投資家は、アジア市場の反応を注意深く見守っている。
タイでは19日、クーデターを起こした軍部が首都バンコクを掌握し、憲法改革への委員会設置を発表。タクシン首相は国連総会出席のためニューヨークに滞在中だった。
タクシン首相がバンコクに非常事態を宣言したとのニュースなどを受け、新興国株式市場の指標指数であるISHR・MSCIエマージング・マーケッツ(EEM.A: 株価, 企業情報, レポート)は2%強下落した。
タイ軍は、20日は政府官公庁は閉庁、銀行と市場も休みにすると発表している。
19日のニューヨーク外為市場では、バーツが1日の下落率としては過去3年で最大となる1.3%以上の急落。これを受け、その他のアジア通貨も幅広く売られた。
債券市場では、新興国債券市場の指標とされるブラジルのグローバル債(償還2040年)が下落、130.125(ビッド)、利回り6.490%となった。
また、ハンガリーで19日に暴動が発生したのを受け、東欧株式市場も下落。ブダペスト株式市場で主要指数が1.21%下げたほか、ポーランド株式市場が0.87%安、チェコ株式市場が1.03%安となった。
[ニューヨーク 19日 ロイター]
(06/09/20 08:20)
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