トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)は19日、同社の高級車ブランド、レクサスの旗艦「LS460」を日本で発売した。会見した同社の渡辺捷昭社長は、07年に世界のレクサス車販売で50万台超を目指す考えも明らかにした。
LSは、日本では「セルシオ」の名で知られる高級車の後継車種にあたり、価格は税込み770万円―965万円。販売目標は月1300台とした。385馬力のV型8気筒ガソリンエンジンを搭載し、世界初の8速自動変速機を盛り込んだほか、後方から接近する車両を感知してむち打ちを軽減するために衝突される前にヘッドレストを持ち上げるシステムなどを盛り込んだ。国内販売を担当する笹津恭士副社長は「トヨタの全技術を注ぎ込んだ」と、先進性をアピールした。
昨年8月以降、LSに先行して販売しているレクサスGSやISのユーザーは、約1割がメルセデスベンツなど輸入車からの乗換えだった。笹津副社長は、3月にGSのハイブリッド車を発売したところ「輸入車からの乗り換えが3割に跳ね上がった」と手応えを語った。来春には、LSにもハイブリッド車をラインアップする予定。
LSの投入などによって、渡辺社長は「全世界で販売台数が増える」と述べ、05年に39万6200台だったレクサス車の世界販売台数で「07年には50万台プラスアルファを考えている」と語った。ただし、今年の目標は当初の48万台から47万台へと見直した。渡辺社長は「(見直し要因は)主に日本だ。当初の販売見込みを多少高く見ていた。目論見が外れた」と説明した。
トヨタは昨年8月末にレクサスの国内販売を始めたが、苦戦してきた。当初目標月3000台と掲げたが、今年8月までの販売台数は平均約2000台にとどまった。笹津副社長は「(旗艦車種がなかったため)ブランドイメージが説明しにくかった」と分析。LSを軸にすることで「各車種の個性が明確になるので、それぞれの魅力を顧客に訴えていきたい」と述べた。
トヨタは06年に世界で2万台のLSを販売する計画で、このうち1万台が日本。発売前の受注で、すでに約9000台の予約が入っているという。
[東京 19日 ロイター]
(06/09/20 08:14)
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