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9月G7、為替議論になるが中心にはならず=渡辺財務官

 財務省の渡辺財務官は省内で記者の質問に対し、9月中旬にシンガポールで開催される7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)では、為替の話は誰かが触れることは間違いないとしながらも、議論の中心になるとは思っていないとの認識を示した。

 渡辺財務官は「為替の話は、(G7で行われる)マクロサーベイランスやワールドエコノミックアウトルックのひとつの要素。どこの通貨かは別として、為替の話に誰かが触れることは間違いない」と述べたが、今回のG7で為替問題は「議論の中心になると思っていない」との見通しを示した。G7で議論となる通貨は「ドルなのかユーロなのか、円なのか中国人民元なのかは、やってみないとわからない」とした。

 ドイツのミロー財務次官が、9月G7では円の弱さについて協議されるとの見通しを示したことについては「よその国の誰かが言ったことにはコメントしないのが一般的なルールだ」として、「正確に聞いていないのでコメントしない」と言及を避けた。現在の為替相場については「円が安いとか高いとか、水準には答えない」とし「為替は経済の状況に合わせて動くことが望ましい、というのがG7の基本スタンス。為替は様々な要因で決まる」と答えた。

 4月のG7で大きく取り上げられた世界経済の不均衡問題は、9月G7で「何かの答えが出るとか、まったく考えていない」とした。財務官は「ある程度時間を割いて議論する」としながらも、4月G7で公表した付属文書は「出す必要がない」との認識を示した。

 G7では「地政学的リスクの議論が避けて通れない」ものの「国連安全保障理事会(で議論している)以上に、(G7で)財務相が何かできるわけではない」とした。

 また財務官は、米景気の減速懸念について「さほど急激に悪くなっている印象はない」と述べ、「先進国は世界経済を引っ張れる力強さがある」との認識を示した。中国は「調整があるかもしれない」が、「他の国が力強く、抵抗力もある。全世界を揺るがすものにはならない」としている。

[東京 7日 ロイター]

 (06/09/08 08:01)  





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