中国江西省:学生暴動頻発、今度は江西南昌服装学院で、市民の略奪行為も発生

2006年10月27日 10時37分
 【大紀元日本10月27日】江西省南昌市江西服装学院の学生1万人余りが、卒業証書に対する不満が受け入れられらなかったことから、火曜日(24日)夜、校内において大規模な暴動を引き起こした。学生が憚りなく破壊をする一方で、附近の住民は火事場泥棒を働き、校内に紛れ込んで貴重な教材を略奪した。事件を受け、機動警察がキャンパスに駆けつけ暴動を鎮圧した。また、江西省において類似した状況にある他の学校の学生は、日曜日に南昌市の中心でデモ、請願を行うことを計画している。RFAの李建軍記者が報じた(本ページの写真は、江西省の学生から提供されたものである)

 水曜日(25 日)に江西服装学院の学生1名(女子学生)を取材したところによると、当校の学生らは、月曜日に中央電視台の番組を見て、はじめて、彼らが学んでいる学校の卒業証書が、大学の学歴と同等ではないことを知った。このため、火曜日に学校に対して説明を求めた。彼女の指摘によると、これらの学生は激情して、火曜日の夕方に、デモが暴動に発展していった。学校附近の一部住民は、火事場泥棒を働き、学生に紛れ込んで憚りなく略奪を行った。

 女子学生は「学生は激情して、後に、附近の住民が学校にやって来て略奪を行った。パソコンは全て奪われた。女子学生は皆恐れおののき、男子学生は皆木の棒を持ち、略奪にやって来た人に対応する準備をしていた。女子学生らは眠りにつこうとせず、その後に機動隊が到着した。今日(水曜日)は、特に変わったことはない」と述べた。

 彼女が記者に伝えたところによると、当局は機動警察数百名を学校に派遣して事態の鎮圧にあたり、状況は、水曜日になって平静に戻った。しかし、学校の対外通信は、固定電話、インターネットを含めて切断され、携帯通信も常に通信が妨害されている。この事件において、多く者が逮捕されており、逮捕者には、学生や略奪を行った者が含まれている。

 
燃やされた校舎入り口

学生が提供した写真から見ると、火曜日の夕方から、デモ参加者が学校管理層の高級車などを破壊し始め、夜になり、これに加えて、校舎等の建築物に火を放ったようである。機動警察は、学校に進入した後、学生を鎮圧することしか考えず、附近の住民の略奪には構わなかったとこの学生は批判している。

 また、RFAは、同様の状況にあった贛江職業技術学院の学生について報道したが、彼らは、江西省の他の学生と連合し、日曜日の朝、南昌市中心の八一広場でデモを行い、当局に対し、こうした、学歴資格に問題のある民間学校を正視することを求めるという。

 この、贛江職業技術学院の学生が記者の質問に書面で回答した際、現時点において、異なる学校の学生数千名がデモに参加する予定であるという。彼の指摘によると、江西省において、こうした問題を抱える学校が非常に多く、彼らがデモを計画するのは、全て公正な扱いを求めるためであるという。

 
略奪された校内の店舗

民間学校に勤務する教職員が明らかにしたところによると、こうした学校は、学生の募集を大規模に行っており、ひいては、募集に協力した教師に奨励金を与えている。また、高学費を徴収するものの、学生に対し、学歴の認可の状況についてはっきり説明していない。南昌市には、こうした学校が集中しており、おそらく、他の学校においても相次いで衝突が発生するという。この教員は、「各学生は、4万元の学費を払ってやって来ている。4万元の学費は言うに及ばず、公立の学校でさえも、こうした課程を設置してお金儲けをしている。ある人は、これは、本当に非常に大きな闇であると語っている。私は、中国内地のメディアがどう報道するか知らないが、こうしたことからおそらく報道しようとしないであろう」と語った。

 中国においては、近年、多くの民間職業技術学院が、全国各地で学生の募集を行っている。こうした学校は、募集の時には、学歴が「大専」(大学と同程度の専門学校)と同等であると言うが、学生が後に教育局に問い合わせる時になって、初めて、学院が発行する卒業証書の学歴が、高校卒業程度の「中専」に過ぎないことが発覚し、多くの学生は自分が騙されたことがわかる。先週土曜日、贛江職業技術学院において暴動が発生したが、当地では、今も機動警察、公安が厳しく警戒に当たっている。

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