亡命した中国山西省政府幹部、「九評共産党」に啓発され、中共と決別

2006年10月30日 11時46分
 【大紀元日本10月30日】中国山西省政府幹部の賈甲氏は北京時間10月27日香港で記者会見を開き、国際社会に対して賈氏自身の境地を注目するようと呼びかけた。賈氏は、自分が海外で中国国内における民主活動を実現することができるように、国際社会が安全な環境を提供してくれるよう希望していると示した。記者会見では、賈氏の生涯の願いは中国共産党を解体することで、海外からすべての中国共産党政府職員に対して中共との決別と離脱を呼びかけることも強い願望であると述べ、また中国国内で1400万人が中共から離脱したことを証言したいと話している。今年8月には、東方航空の機長が、また先月には放射線専門家のエリート科学者が日本に難民申請している。賈氏は大学教授の肩書きを持つ知識人で、行政府とのつながりが強い人物。また、本紙連載社説「九評共産党(共産党についての九つの論評、以下九評)」に啓発されたことを明らかにしていることから、共産党離れが予想以上に速いペースで進んでいるのがうかがえる。

 賈氏は、エリート科学技術者が登録する山西省科学技術専門家協会の事務局長を務める。同協会の資料によると、賈氏は1951年生まれで、今年56歳、天津出身。1986年から自由学者となり、大学院などでも教鞭を執る大学教授。同氏はしばしば政府機関・大学及び企業に対して講演会を開いており、様々な方針策定の諮問人物でもある。1996年にグオット(音訳)社(コンサルティング会社)を開設し、1999年から同協会の事務局長を務める。また、山西省人民政府所属の専門家報告団の責任者でもある。

 同協会は1万名近くの会員を抱えるが、うち半分以上は大学教授または各分野の研究員で、コンサルティングが主な業務とされている。協会の会長・副会長とも山西省政府の幹部であり、政府とのつながりも強い。

 香港に滞在できるのは7日間

 賈甲氏は亡命先の台湾で避難要請を拒否された後、26日午後香港に強制送還された。賈氏は「中国共産党と決別するために今回「蜂起した」「同時に海外からすべての中共官員に対して、中共を棄て、中共から離脱し、中国が一日も早く民主が実現できるようにと呼びかけたい」と述べた。

 中国大陸籍のため賈氏は香港での滞在権を持っていない。しかし、一般旅行客として、法律上では7日間の滞在が許される。賈甲氏は、この7日の間に国際社会からの保護を受けられるよう希望している。そうでなければ、中国大陸に強制送還され、酷い迫害や拷問が待ち構えていることが予想されるからだ。

 人々は皆共産党が嫌い

 賈甲氏は「私は少しでも早く1400万人が離党したことを伝えたかったのです。多くの国とその政府は中国ではこんなに多くの人が共産党から離脱したことを疑っていて、信じようとしないようです。そのために、離党に関するウェブサイトでは、いつもこれは真実だと強調し説明しています。これを見て、私は早く海外に行って真実を伝えたいと思いました」と話した。

 賈氏によると、中国大陸では中国共産党の暴政に不満を持つ民衆及び官僚が大勢いる、また、共産党から離脱したい人の数はウェブサイトで公表している人数よりはるかに多いと言う。「私は離党のウェブサイトで公表している人数は正真正銘のものだと思うし、しかも実際の人数はこれより多いと思います。私の発言に対して、胡錦涛あるいは中央組織部の賀国強はきっと同意しないし、記者会見を開いて否定するだろう。しかし、たとえば、天安門広場で離党ウェブサイト、一つをオープンで合法的なウェブサイトを設置して、国連のスタッフの監督の下で、迫害はないという前提で中国の7800万人の共産党員に離党するか、しないかを自由に選択してもらおうとしましょう。そのとき、何人ぐらいの人が離党しないのだろうかと見てみたいものです。現在、中国で離党したい人は全党員の95%を占めているのではないかと思います。言い換えれば、本当の共産党は党中央の人しかいないのです」 と脱党の勢いを証言した。

 また、賈氏によると、中国共産党の職員すら、プライベートでは離党ブームを議論し『九評共産党(共産党についての九つの評論、以下九評)』 を回し読みしていると言う。しかも、普通の人々も共産党を憎むほど嫌らっていると言う。

 賈氏は、「中国大陸の人々は共産党のことを嫌になるほどうんざりしているし、憎むほど嫌らっています。このような状況をもう続けてはいけないです。たとえば、香港の皆さんが57年間にずっと同じ一つの芝居を見続けて、マルクスと言う同じ人のことしか聞かない、57年間にずっと同じおかずしか食べないとしたら、皆さんはどうなるのでしょうか」と中国人民の共産党離れを強調した。

 連邦制政府を成立させたい

 賈甲氏は記者会見において、将来連邦制政府をつくり上げたいと示し、彼はその時がくれば、すべての共産党職員が離党して、連邦政府に加入してほしいと述べた。彼は、連邦政府をつくり上げたいと考えたのは、中国はあまりにも広く「互いに管理し難い」ので、連邦政府があれば、対話することができるとその理由をあげた。

 「共産党がなければ、中国は激しい動乱に陥るのではないか」との見解について、賈甲氏は中国共産党が中国のすべての動乱の源だと指摘した。「共産党がなければ、中国はきっと平穏になるでしょう。なぜなら、中国のすべての動乱は共産党によるもので、共産党がすべての動乱の源です。考えてみてください。どの動乱も共産党が起こし、指揮したものです。どの動乱についての文献を見ても、必ず共産党の文字が出てきます。そこには高官たちのサインさえ載せられています。したがって、人民は一つの動乱をも起こしたことがないのです。人々にはこのような力がないし、興味もありません。多くの人にはまだ貧しくて、食べていくことすら精一杯になっています。中国大陸の人々の目の前には、教育を受けること、病院に行って治療を受けること、または住宅を購入することと言う三つのことがあります。これらの問題はまだ解決されていないのです。このような人々がどうやって動乱を起こすのでしょうか。すべての動乱は共産党中央が起こしたのです。党中央は中華民族に動乱をもたらした根本的な原因です。したがって、共産党がなければ、中国には絶対に動乱が起きないでしょう。」と述べた。

 賈氏はまた、「中国には共産党がなければ動乱が起きるなどとは心配しなくても大丈夫です。なぜなら私のような有識者はきっと新しい中国政府を樹立するでしょう。しかし、共産党の存在が民主主義政府の樹立を阻んでいる原因となっているのです」と、中国の元凶は共産党であると断罪した。

 賈甲氏は、中国共産党の官員たちすら、プライベートで離党ブームを議論し『共産党についての九つの評論』 を回し読みしていると言う。彼らは共産党を罵倒し、早く共産党から離脱したいと強く願っていると言う。 しかも、一般の人々も共産党のことを憎むほど嫌らっていると言う。

 共産党を解体するのは天意

 記者会見では、賈甲氏は大紀元ネットからの情報、特に『九評』は自分に大きな啓発を与え、大きな励みとなったので、今日のこの決断を下すことができたと話した。賈氏はまた中共の法輪功への残酷な迫害についても話した。

 「あれらの罪悪のある人は皆法輪大法を恐れています。罪悪のない人は皆法輪大法を尊敬しています。皆さんがご存知のように、共産党は中国大陸において、思いのまま、ほしいままにやってきました。共産党に殺された人はどれほどいるのでしょうか。共産党にはかつて敵がいませんでした。しかし、今回、共産党には強い相手が現れました。共産党はすでに7年間法輪功を迫害してきました。それでも、法輪功を倒すことができないのです」と話した。

 賈氏の父親は国民党の党員であった。そのため、賈氏とその親族はよく共産党からの迫害を受けた。賈氏のような身分で共産党党外の人として、今のような地位に昇ることができたのは一つの奇跡だと考えていると言う。今回の「蜂起」には神様からの助けを感じたので、中国共産党を解体するのは天意だと信じている、と言った。賈氏は、国際社会に対して、共産党を一日も早く解体し、中国で一日も早く民主を実現しようと呼びかけた。

 (香港=記者・潘駒)

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