米財務長官、週末のG20にあわせた中国との協議予定せず=高官

2018/07/18
更新: 2018/07/18

[ワシントン 17日 ロイター] – 米国のムニューシン財務長官は、今週末にアルゼンチンで開かれる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議にあわせた中国政府との正式な二国間協議を予定していない。米財務省高官が17日明らかにした。

同高官はその上で、G20会合の開催中にグループセッションや夕食会、非公式の場でムニューシン長官が中国の当局者と貿易問題などを話す機会は十分にあると語った。

ムニューシン長官は前週、中国側に「構造的な変革に真剣に取り組む」意思があるなら米国は交渉を再開する用意があるとの考えを示していた。

財務省高官は、ムニューシン長官には「中国とのやり取りを再会する用意がある」が、G20での正式な二国間協議として行う必要はないとし、「長官は中国当局者と多くの連絡を重ねており、今後も多くのやり取りが行われる」と述べた。

高官によると、ムニューシン長官は中国の貿易慣行について主要7カ国(G7)と1時間程度の協議を行う予定で、中国政府による産業補助金や途上国への融資などを巡る懸念を「再確認」する場になる見通しという。

高官は「G7は中国の非市場的な慣行を巡る懸念について多くの協議を行ってきており、共通点を見いだしている」と述べた。

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Reuters
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