ホンダ(7267.T: 株価, ニュース, レポート)は12日、SUV(スポーツ多目的車)の「CR―V」を全面改良して13日から発売すると発表した。世界で40万台を販売する計画で、乗り心地や内装などの質感を高めてシニア層の取り込みをねらう。
CR―Vは、1995年の市場投入以降、世界160カ国で累計250万台を販売したホンダの世界戦略車。会見した福井威夫社長は「(全面改良車では)世界で40万台を販売したい」と述べた。20万台程度を北米で販売し、欧州で数万台、十数万台を日本を含むアジアで売りたいとした。北米では、すでに発売しており「順調な滑り出し」と福井社長は説明した。来年にかけて順次、各国に投入していく方針。
全面改良車では、車台構造を見直すなどして車両の剛性を高め、走行時の静粛性や走行安定性を重視したという。福井社長は「(CR―Vの位置づけを)上級のSUVに移行させた。(同社のセダン)アコードをベンチマークとして、セダンに匹敵する上質な乗り味に仕上げた」とアピールした。国内販売を担当する土橋哲専務は、SUVのユーザーには子どもが独立して子離れした夫婦が多いほか、少子高齢化社会をにらんで「シニア層を取り込んでいく必要がある」と語った。
競合車種について土橋専務は、トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)の高級SUV「ハリアー」や日産自動車(7201.T: 株価, ニュース, レポート)の同「ムラーノ」を想定していると述べた。従来CR―Vのライバル車種は、トヨタの「RAV4」や日産の「エクストレイル」といった小型SUVだった。
税込価格は246万7500円―323万4000円とした。走行時の挙動を安定させる装置を標準装備にするなど機能を充実させたため、従来に比べて約10―20万円程度値上げした。
[東京 12日 ロイター]
(06/10/13 07:38)
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