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スカパー、2008年夏をメドに10チャンネル化へ

 スカイパーフェクト・コミュニケーションズ(4795.T: 株価, ニュース, レポート)の仁藤雅夫社長は、JSAT(9442.T: 株価, ニュース, レポート)との統合をめぐる持ち株会社設立についての会見で、2008年夏をメドに次世代技術となる「H.264」と「DVB−S.2」による124/128度のHD化(約10チャンネル)を開始し、2009年秋には20チャンネル程度の追加により、合計30チャンネル程度のHD体制を構築することなどをあげた。

 スカイパーフェクト・コミュニケーションズ(以下、スカパー)とJSAT(9442.T: 株価, ニュース, レポート)は、株式移転により2007年4月2日をめどに両社の完全親会社となる「スカパー・JSAT」を設立し、持ち株会社体制に移行して経営統合すると発表した。 

 株式移転に際しては、スカパーの普通株1株に対して持ち株会社株1株、JSATの普通株1株に対して持ち株会社の普通株4株を割り当てる。

 両社とも東証に上場しているが、3月27日に上場を廃止し、かわって4月2日に持ち株会社が上場する予定。

 両社は経営統合により衛星と放送の事業を一体化し、採算を一元化することで運営の最適化を図るほか、規模の拡大によるマーケティング強化で多チャンネル衛星放送市場を拡大したい考えだ。

 両社は会見で、経営統合により期待されるシナジー効果として、1)DTH事業運営の最適化とDTH市場のさらなる拡大 2)規模の拡大によるメディア横断的水平展開の強化 3)持株会社機能の強化によるさらなるグループ展開―をあげた。

 また、経営統合により「これまで販売促進をスカパーの収益で行なっていたものが、両社の収益から行なえるようになることで、より強力な販売促進が行なえる」(仁藤社長)とし、アンテナの取り付け無料化による加入者拡大を行なっていくことを明らかにした。同社長は、2011年に売上高2000‐3000億円、加入者数で700‐800万件を目指すと述べた。

 水平展開では、スカパー光といった有線系(CATV)からIP、VOD、モバイルといったものに新規事業を拡大していく方針を打ち出した。

 [東京 26日 ロイター]

 (06/10/27 01:23)