米中間選挙まであと2日を残し、民主・共和両党は5日、イラク問題を中心に激しい非難合戦を展開した。
選挙戦の争点となっているイラク問題では、共和党が民主党はイラクでの敗北に向けた戦略を推進していると非難。一方民主党は、有権者は新たな路線を望んでおり、ブッシュ大統領のイラク政策を拒否するだろうと反論した。
複数の最新世論調査によると、上院選では、共和党が一部の州で巻き返しているものの、依然として民主党が議席を増やす可能性が高い。下院では、1994年以来初めて過半数の議席を獲得する勢いを見せている。
中間選挙では、下院全議席(435議席)と上院33議席が改選されるほか、36州で知事選が実施される。民主党が過半数議席を獲得するには、現有勢力を確保したうえで下院で15議席、上院で6議席を上積みする必要がある。
投票は米東部時間午後6時(2300GMT、日本時間8日午前8時)ごろから順次締め切られ、多くの注目選挙区では数時間後にも結果が判明する可能性がある。
イラク問題をめぐっては、共和党がイラク駐留を続けてテロとの戦いに勝利しなければならず、民主党は反論するばかりで代替案を示していないと非難。民主党は、イラク駐留米軍の撤退に向けた方針転換を主張している。
複数の独立系アナリストは、民主党が下院で少なくとも20議席、上院で3議席上積みすると予測。上院選の行方は、現在共和党議席で接戦のバージニア、ミズーリ、テネシー、モンタナ州などの勝敗にかかっているとの声が多い。
最新の世論調査によると、モンタナ州の上院選ではこれまで民主党候補にリードを許してきた共和党現職が支持率を回復させ、接戦に持ち込んでいる。ロードアイランド州でも共和党現職が民主党候補を1%ポイントの差でリードしている
バージニア、ミズーリ両州では民主党候補が1%ポイントの差で共和党現職をリード。民主党議席のメリーランド州では、共和党候補が民主党候補を追い上げ、その差は3%ポイントとなっている。
ABCニュースとワシントン・ポスト紙の共同世論調査によると、民主党の支持率は共和党の支持率を上回っているものの、その差は2週間で14ポイントから6ポイントまで縮小。ただ、タイム誌とニューズウィーク誌がそれぞれ行った世論調査では、民主党が依然として2ケタのリードを保っている。
[ワシントン 5日 ロイター]
(06/11/06 15:03)
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