アフガン政府庁舎襲撃で43人死亡、治安部隊と銃撃戦

2018/12/26
更新: 2018/12/26

[カブール 25日 ロイター] – アフガニスタン首都カブールにある政府庁舎が24日、自爆攻撃や過激派集団の襲撃を受けた。当局は25日、43人が死亡したと発表した。

襲撃犯の1人は保健省が入居する庁舎の前で爆発物を積んだ車を自爆させた。その後に銃を持った武装集団が建物内に押し入って職員を人質に取り、他の集団は治安部隊と銃撃戦を7時間繰り広げた。

保健省の報道官は、襲撃現場からこれまで43人の死体と10人の負傷者を救急車で運び出したと明らかにした。

アフガン軍部隊は24日夜までに350人以上の文民を建物から避難させた。これまでのところ犯行声明は出されていない。

アブドラ行政長官は反政府武装勢力タリバンによる犯行との見方を示したが、タリバンの広報官は関与を否定した。

トランプ米大統領は最近、アフガンに駐留する米軍の兵士1万4000人のうち5000人以上を撤退させる可能性を検討していると明らかにしている。

Reuters
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