中国で狂犬病の人感染拡大、死亡率9割近く

2006年11月22日 10時06分
 【大紀元日本11月22日】中国国内で狂犬病の人感染が深刻になっていることがこのほど判明した。中国当局が公表したデータによると、今年の人への感染は昨年より遥かに増加、死亡率は9割近くに達しているという。

 中国衛生部の最新統計によると、2006年9月の一ヶ月間、全国で報告されていた人への狂犬病感染例は393人、去年の同期と比べ36・9%も増加した。死亡したのは318人。今年1月から9月までに発病した人の感染例は2254人に上り、去年同期より29・7%増加、死亡率は9割に達している。狂犬病による死亡者数は四ヶ月連続で各種の伝染病死亡者数の首位となっているという。

 また、中国当局の発表によれば、全国21の省や、県で感染が報告され、感染密集地は広東省や広西省、湖南省、湖北省,貴州省などの地域であるという。

 中国衛生部は9月26日、中国は人間の狂犬病感染が最も深刻な国であると認め、その発病数はインドに次いで、世界第二位であると公表した。

 当局は、その理由として、飼い犬の数が増加し続けている一方、予防接種率が低下していることを挙げ、それに加え、民衆が狂犬病に対する知識が乏しいため、犬に咬まれても、迅速に傷の処理や、ワクチン注射などを受けないケースが多いと説明した。

 北京当局は飼い犬の登録を促進し予防接種率を上げる運動を展開しているが、狂犬病対策として実施されている放し飼いになっている犬の駆除を徹底する撲滅運動は、愛犬から強い抗議を受けている。
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