[ジャカルタ 19日 ロイター] – インドネシアの世論調査によると、ジョコ大統領の新型コロナウイルス対策に対する信頼度が急低下している。
同国では感染力の強いデルタ株が流行しており、ロイターのデータトラッカーによると、過去7日間の平均では新規感染者が世界最多となっている。死者もブラジルに次いで2番目に多い。
インドネシア調査機関(LSI)が爆発的な感染拡大前の6月下旬に実施した世論調査によると、ジョコ大統領の新型コロナ対策を「信頼できる」との回答は43%で、2月時点の56.5%から低下した。
LSIのジャヤディ・ハナン代表は「大統領が感染拡大に歯止めを掛けられるという信頼度が過去4カ月で急低下した」とし、ワクチン接種や行動制限措置の導入を進める上で、政府に対する信頼は重要だと指摘した。
調査は1200人を対象に実施。大統領の新型コロナ対策を「信頼できる」との回答は、「信頼できない」(22.6%)や「どちらでもない」(32%)を依然として上回っている。
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